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意外に実践的!-「読む英語」のススメ

英語の上達のためには「読む・聴く・話す」の力をまんべんなく鍛える必要があります。

が、忙しいビジネスパーソンはなかなかそんな時間が取れないですね。

まあ、「時間があれば・・・」というのも「会社がきちんとしてれば、仕事に専念できる」的な無いものねだりに近いですが。

特に「英語を読む」作業にはなかなか時間が回ってこないと思います。

理由は「英語を読む」という作業が「話す」や「聴く」などリアルタイムでアドレナリンの力を借りて行う作業と違い、じっくり取り組むしかない地味な作業だからでしょう。

結果的に「読む」という作業は、「使える英語を学びたい」と思う人にとって、優先度やモチベーションが低くなってしまいます。

しかし、日本語での日常を思い浮かべると、「読む」という作業に非常に多くの時間を使っています

この点からも「英語を読む」ことに時間を投入することが大切だと分かりますね。

もちろん「使える英語」はバランスが大事なので、「読む・聞く・話す・書く」をまんべんなく鍛える必要がありますが、今回は敬遠されがちな「英語を読む」にフォーカスをしてみました。皆さんの英語学習の一助になればうれしいです。

「読む英語」の3つのメリット

1.実践英語を学ぶことができる

「読む=実践で使う英語」です。「話す」や「聴く」 は相手(人)とのコミュニケーションが前提なので、独学には限界があります。一方「読む」は文字が相手なので、個人で完結します。つまり勉強=実践となり、「そのまま実践に使えるスキル」を鍛えることができます。

2.記憶に残りやすい

「記憶の90%以上が目からの情報」という研究もあります。「読む」は英語の単語や熟語が記憶に残りやすく、自然な形で英語を学習することができます。

3.自分のレベルに合った題材が選べる

自分に合ったトピックやレベルを柔軟に選ぶことができます。英語の文書はネット上にタダでいくらでも転がっています。当ブログの別の記事で紹介した「英語の見出しを読む」という方法もこの方法のひとつです。

 

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やって見る価値あり!の「読む英語」活動

ビジネスパーソンの場合、「読む英語」を「英語のお勉強」というよりも「ビジネスキャリアを充実させる情報収集活動」として考えるとモチベーションあがります?よね。

「鬼滅の刃」の英語コミックを読むのも英語学習にはいいですが、ビジネスでは「Blood Demon Art」が「血鬼術」であることは知らなくても大丈夫です。子供は喜びますが。

私のおすすめは、ネット上で配信されている企業の英語ニュース等を読むことです。

自分の会社や他社を知ることがビジネスパーソンにとっては重要です。仕事に1日のほとんどを費やしている以上、(それから目を背けたくても)時間を自分の最も身近な世界である「ビジネス」を理解すること充てることは大事です。

これを実践できれば、英語スキルがあがり、自社や他社をより深く理解でき、一石二鳥です “You can kill two birds with one stone”。

英語の実践的な読み方

「英語を読む」といっても、一字一句辞書を引きながらでは非効率です。

まず「慣れる」ということを前提に、次の2つのポイントを押さえましょう。

1.キーとなる単語を押さえる

2.要点を捉える

では、次のAmazonのサイトに掲載されているニュースを試しに読んでみましょう。Amazon.comにアクセスし、下のほうにある "About us" をクリックすると、Amazonの活動等が紹介されています。左側には「(ネイティブが)読むために必要な時間」が表示されています。私は倍の時間がかかりますが。

できれば英語オンリーサイトから読む方がいいですが、拒否反応が激しければ、日本語サイトにアクセスすると、英語と日本が両方記載されているニュースがあります。

As part of its commitment to improving environmental conditions in the communities in which Amazon operates, the company has announced a nearly $23.5 million (€20 million) allocation for nature-based solutions in Europe as part of Amazon’s Right Now Climate Fund

出典:"www.aboutamazon.com/news”より “Amazon funds nature-based solutions in Europe to tackle climate change”

1.キーとなる単語を抑える

まず要点を理解するための「キーとなる単語」を探しながら読んでみましょう。「キーとなる単語」の意味が分からない場合のみ、意味を検索してみましょう。もちろん文章全体を何度か読み返しても大丈夫です。

2.要点を捉える

読み終わったら「何に関しての記事か?」、「何が言いたいのか?」の要点を考えてみましょう。サマライズ(要約)に近い作業ですが、内容全体をうまくまとめる必要はありません。

上記の記事であれば、「環境保護に関する寄付」の件であることがわかりますね。

慣れていけば「どこがキーとなる単語か?」が分かってきます。今回の記事の場合はほとんど難しい単語はないですが、キーとなる単語は「improving environmental 」と「Fund」ぐらいです。

単語は暗記にこだわらず、「次に同じ単語がでてくる出会い」を期待しましょう。「文脈で単語や熟語を覚えておく」点がポイントとなりますね。

継続することで、徐々に英語を読む行為に慣れていくことができます。

まとめ-一石二鳥な勉強法

実戦で使える英語を勉強する人々にとって、どうしても「読む作業」は実践的優先度が低くなってしまいます。

おかずばかりに目が行ってお米の重要さを忘れないようにしましょう。

「英語を読む」作業は、英語学習で重要な位置を占めています。私たちがどれだけ読むことで情報を得ているかを考えると分かりますね。

「英語を読む」作業は根気もいりますが、英語学習の実践的な作業であり、自分に合わせてフレキシブルに学習できます。

ビジネスパーソンにとっての題材は、自社や気になる会社のニュースなどが親しみやすく、一般的英字新聞のニュースよりはるかにわかりやすいです。

読むポイントは「要点を抜き出す」練習をすることです。文章の中で「要点の理解を助ける単語」を把握することに集中しましょう。

また、それらの単語をやみくもに暗記しようとせず、「次の出会いに期待する」ぐらいの感覚でいれば、前後の文脈で思い出せる自然な記憶として定着していきます。焦らないことですね。

読む量は、5分程度で余裕をもって読める短めの量で充分です。

この作業を週に1度でも続けていけば、「英語を読む」という行為に慣れ、英語の実力も上がり、ビジネスを知ることができる一石二鳥の効果があります。

「英語を勉強する時まで会社のことを思い出したくない」 という方もいると思いますが、問題には正面から向き合った方がストレスが軽減されます。「英語を読む」ことで、仕事と英語へのストレスをポジティブなものに変えていけるといいですね。