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オペレーションとサプライチェーンとは?

自分で普段よく使う言葉でも、「説明してください」と言われると上手く言葉に表せないことがあります。

このブログの主なテーマは「一緒にロコグローバルパーソンを目指そう!」です。もちろん自分があいまいに理解していることを整理し、アウトプットする目的もあります。知っているつもりでうまく説明できないことはほんと多いですね。このブログでアウトプットすることでなんとか頭の中を整理しています。

今回のお題は「オペレーションとサプライチェーンとは?」です。

私は数年前に自部署に「オペレーション」という名前をつけました。以前は違う名前でしたが、ある機会に「ちょっとカッコいいかも」という感覚で変更しました。

私のチームはグローバルレベルではオペレーションで、サプライチェーンの組織でありません。ただ、やっていることはオペレーションとサプライチェーンの業務です。

そんな中で「オペレーションとサプライチェーンの違いを説明して下さい」と言われると、それぞれの違いを簡潔に説明するのは難しそうです。

ということで、この機会に自分なりに整理してみようと思います。

オペレーションとは

オペレーション”Operation”という言葉は幅広く、戦争からビジネスにまで使われます。

英語の意味は作戦、経営、運用、稼働、実行、手術、操作、などありますが、どれも「目的を達成するための作業・仕組み」です。

いままで企業活動で一般的に使われてきたのは、「オペレーション=工場や倉庫の操業」という意味です。

現在の「ビジネスでの一般的解釈は「企業活動全般」のことですが、それだけに企業のいろいろな活動を指します。

企業活動では「S&OP(セールス&オペレーション」:セールスの戦略をどう実行していくか、営業企画部など)や、「CRMオペレーション(カスタマーリレーションシップマネジメント」:顧客満足度を上げるための取り組み、データの取集:マーケティング、カスタマーサービスなど)など個別のオペレーションを指す言葉があります。

さらに、「オペレーションエクセレンス」 ”Operations Excellence” という言葉もあります。これはあるオペレーショションの考え方・状態を指しており、「優位性のある企業が持つ競争に勝てる仕組み」という意味です。この「競争に勝てる仕組み」を実現することがオペレーションの目的となります。

サプライチェーンとは

これもよく耳にしますし、言葉のイメージが伝わりやすく、間違って理解している人もまずいないでしょう。ただ、「具体的にどういうこと?」と聞かれるとその業務に従事する人以外は即答は難しいでしょう。

サプライチェーンは「モノを供給する連鎖・流れ・システム」を表した用語・概念です。

そして、「モノが製造され顧客に提供されるまでのプロセスを最適化する方法」がサプライチェーンマネジメントですね。

20年くらい以前はサプライチェーンマネジメントは、主に調達と物流が中心の考え方でした。

今は企業のオペレーションと切っても切れない関係となっています。つまり製品開発からアフターサービスまでを含めて循環するエコシステムのような位置づけです。

ちなみに「エコシステム」という言葉もよく聞くようになりましたが、「エコシステム=生態系」なので、商品の生産から顧客での商品までの自然に循環する(この場合オペレーションという人為的仕組みの上でですが)システムとなります。

エコシステムが使われるようになった背景は、製品開発から顧客からのフィードバックをデータとして一括に管理することが不可欠になったからです。

まとめ-オペレーションとサプライチェーンの関係

オペレーションとサプライチェーンの違いについてもう一度整理しておきましょう。

オペレーションはビジネスにおいて「企業が目的を達成するための作業・仕組み」を表します。

オペレーションの目的は「企業の優位性を実現する仕組みをつくること」です。

また、企業によって名前は違いますが、企業活動はセールオペレーション、SCオペレーション、CRMオペレーションなど、いろいろな「オペレーション」から成り立っています。

サプライチェーンはレガシーな(Legacy:従来の)概念では材料の調達から顧客への配送まで物流的概念でしたが、現在ではあらゆるオペレーションを担う機能のつながりを表した概念となっています。

そのサプライチェーンを最適化するための管理がサプライチェーンマネジメントですね。

この理解に基づくと、オペレーションとサプライチェーンは階層的な関係ではなく、「企業活動、または企業活動の一部の活動の仕組み」にフォーカスするか、「企業活動のエコシステムの循環」にフォーカスするかの違いであることが判ります。

人体に例えると「オペレーション=人体の活動」、「オペレーションエクセレンス=身体を最高のレベルに保つこと」、「サプライチェーン=人体の活動に必要な臓器、器官などの活動・連携」といったところでしょうか。

ここまで整理した内容に基づいて、私の管轄する「オペレーション」という部署を説明すると、「品質・コスト・顧客満足度という点で優位性のある物流の仕組みを作り、それを実行する組織であり、サプライチェーンの観点からみると輸入から出荷までを担当しています」となります。ちょっと長いですが(笑)。

今回はオペレーションとサプライチェーンの違いについて整理してみました。ビジネスパーソンであれば、何らかの形で企業のオペレーション、サプライチェーンに係わっていますので、「自分の部署のオペレーションとは?」について考える機会になると嬉しいです。