グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

“ふつうの人”とグローバルをつなぐ英語と思考

TED Talksで学ぶ英語と「仕事を辞めれないリスクとその責任」について

こんにちわ。本日はYouTubeに投稿されているモチベーションとキャリアアップのための動画 ”Should you quit your job?” (Jordan Peterson) 紹介したいと思います。皆さんはもしこの質問「あなたは仕事をやめるべきですか?」を投げかけられたらどうしますか? 「そうだ今すぐ辞めないと!」、「辞めれるわけないじゃん」、「ちょっと待ってよそんなことをしては今言われても・・・」、「そんなこと考えもしなかったよ」などなどいろいろなリアクションがあると思います。仕事を辞めることは大きな決定ですし、環境やいろいろ理由もあってそう簡単ではないですね。この動画はそんな仕事に対してくすぶった気持ちを持っている方、辞めたいけど次の行動を起こせない方に対し、自分のポジションをマインドセットして再認識をし、まず何を始めるかを考えることに役立つと思います。全体でも4分ぐらいの動画ですが、なかなか内容が濃い動画です。

ではまず聞いてみましょう!

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SHOULD YOU QUIT YOUR JOB? | A Very Eye Opening Speech - Jordan Peterson

 

 

いかがでしたか?話し手は臨床心理学者のジョーダン・ピーターソンさんで、インタビュアーとの対話形式です。自信に満ちたインテリな話し方で、厳しさも感じられますが、声も校長先生風で、話し方も落ち着いていた感じで良いですね。背筋もピシッと伸びている感じです。こういった自信に満ちたおじさんはカッコいいですね。私はとりあえず髭を真似しようかと思います。

まず英語の難しさですがゆっくり話してはいますが、結構難しい単語や言い回しもあり、細かいとこまでの理解は難しいですが、しかしなにが言いたいかを把握するのは比較的容易です。メッセージはシンプルかつ力強いですね。特に前半の1分がエッセンスと思ます。では内容の解説にはいりたいと思います。

みんな言い訳は得意? 仕事に対する自分の責任、義務

最初にインタビュアーから「多くの人は自分のしたい仕事ができずに、今の仕事から変われないでいます。なぜならリスクをとることを恐れているからだと思いますが、どういったメッセージがありますか?」と聞いています。これに対してJordanさんは意外そうな顔をして次のように言っています。”You should be afraid of taking risks and pursuing something meaningful. But you should be more afraid of staying where you are if it’s making you miserable”。「意味があることを追い求める事はリスクが付きまとうので心配をするのは当たり前ですが、もし今の仕事が自分をみじめな気持ちにさせるのであればそこに留まることをもっと心配するべきです」と我々が目を背けがちな点をズバリ指摘しています。

その後に出てくる ”It’s like the first things you want to do is dispense with the idea that you get to have any permanent security outside of your ability to contain an adapte” はなかなか意味をとるのが難しく、私も数回聞いても?でした。直訳すると「必要な事はまず自分の能力の及ばない世界で恒久的なセキュリティー(安定した仕事など)を求めると言う考えをなしで済ませること」ということですね。つまり「何もしないで安全を求めるという考えを改めるべき」ということです。こちらも我々が望んでいることとやっていることの本質的なズレを指摘しています。

また次のような表現が登場します。”The devil I know he's a better than that I don't”、面白い表現ですね。「知っている悪魔の方が知らない悪魔よりもまだマシ」と言うことですね。つまり今の仕事は最悪だけど、もっと惨めな仕事もあるかもしれないので、今のままがマシ」という考えです。彼は”Don’t be so sure about that”と 言っていますが、これは良く使われるフレーズですね。直訳すると「それについてあまり確信しないでください」になりますが、意訳すると「よく考えてください。」でしょうか。さらに「もし今何もしてなかったから5年後は歳もとるし、もっと後悔することになるだろう」とも言っています。そうなるとダブルパンチです。

我々の悩みは贅沢な悩み? 背負うものは誰が決めた? 

次のインタビュアーの質問です。”but isn't it a luxury to pursue what is meaningful? Our viewers have mortgages, they have a children” 「意義のある仕事を求めるなんて贅沢なことをですよね、背負うものがたくさんありますし。家のローンとか子供とか」とコメントしています。これは身動きが取れない状態の時によく理由として耳にします、世界共通 の言い訳のようですね。これに対してJordanさんはまた意外だなというお顔で次のように言い放ちます。”I don’t think I don’t remember now, I am not talking about what makes you happy. It’s a moral obligation to pursue what  you find meaningful” 、直訳は「私は覚えていないとは思わない」ですが、「覚えている」ということですね。つぎのセンテンスが今回の肝ですが「何があなたを幸せするということを話しているのではなく、何か価値があるものを求めるのはそもそも倫理的な義務です」と言っています。次に”And doesn’t mean it’s easy, it might require a sacrifice”、「もちろんそれは簡単ではないし、犠牲をと伴うかもしれません」と言っています。また次に ”You have already picked up those responsibilities, you don’t just get to walk away” 「あなた方は既に住宅ローンとか子供とかの責任を負うことを自分で決めました、それはあなたの責任だからそこからは逃げることはできないはずです」とビシッと言っています。自分に対しての義務と言い訳について分かりやすく、厳しく言及しています。耳が痛いですね。

自分に対してきちんと責任、義務を負うには?

ただしJordanさんは「仕事が気に入らないから簡単に辞めると言うの計画性がない」と言っています。もし仕事が辛く、自分が惨めに感じるのであれば “What I have to do about that?” 何をするか考えることが必要であります。ここでは例として勉強する、自分の履歴書アップデートする、ネットワークスキルを上げるなどが挙げられています。これらをstrategically(計画的)に進めていくことが次のステップにつながるとうことですね。

次のインタビュアーの質問は “Is it important to have a vocation?” です。"vocation" は「天職」という意味です。Jordanさんは次のように回答しています。”more important to have an ethos, an ethics”、つまりより重要なものは "ethos" (価値観、信念、行動様式)や "ethics"( 倫理観、道徳)であり、自分の子供を慈しむように自分をどのようにお世話をしたいか、次に自分が望んでいることが手に入った場合、どの様に感じるかなどと想像することが大事であると述べています。自分に対して誠実に向き合ってよく考えることが必要であり、またそう考えることで自分がゴールに向かって進むことができます。

ゴールに進む方法については彼がカウンセリングするときに次のようなことをクライアントと話あっています。”we set a goal, we develop a vision and work towards it”ですね。結果的に”Things at the In inevitably get better for people, so it’s not that luxury, it is difficult, it is a moral responsibility and it isn’t happiness.”と締めくくられています。“inevitably”にかなりのアクセントか置かれていますが、「必然的に」とい意味ですね。ゴールやビジョンを設定すると、人生は必然的に良い方向に向かうということですね。

NOといえないと奴隷になる?

3分過ぎからはジョーダンさんでhない別の人が話していると思います。この部分に1つ興味深い点があったので紹介しておきます。”You can’t say no, if you can’t sing, you can bargain, if you can’t bargain, you are a slave. Someone is forcing you to do, maybe you shouldn’t be doing it”、この文は構文も簡単でわかりやすいですね。「もしノーと言えなかったら交渉はできません、もし交渉ができなかったら奴隷になります。誰かがあなたに強制的に何かやらせようとしたら、もしかしたらあなたはノーと言うべきかもしれません」、確かに一生懸命働いてもそれは誰かのために働いているだけかもしれませんね。このポイントは私もよくこのブログで取り上げています。

役に立つ英語

  • dispense with the idea that you get to have any permanent security outside of your ability:”get to have"はきちんと理解していなくても、文脈上で意味が取れる場合が多いのですが、意味は「~できる」が近いですね。かなり意訳すると「自分がコントロールできないのに安定した仕事を得たいという考えを捨てなさい」という意味合いです。
  • You have to think about these things strategically. 2:00前に出てくるフレーズですが、ビジネスでよく使えそうですね。Strategyの発音は日本語のストラテジーに近いですが、 strategicallyはアクセントが変わり、ちょっと違って聞こえますね。
  • Mortgage:心配事の例として何度も登場しますが、「抵当」という意味ですが、ほぼ「住宅ローン」という意味でつかわれる場合が多いです。

気づきー自分に対してどこまで責任を負う?

動画での短さの割には思いのほか長い記事になりました。自分の今の気持ちとマッチしたのかもしれません。私の仕事は「悪魔」ではないですが、「いい加減な天使」ぐらいでしょうか。仕事の悩みは現代人の共通な悩みのようで、アメリカでも仕事を辞めるべきか迷う方が多いことがわかりますね。特に経済的にある程度成熟した国においては現代人類の共通の悩みと言ってもいいですね。ただ人類の共通の悩みといっても世界平和と違って、自分でなんとかできる、自分に負うところが大きいといいう点が違いです。

自分にとって意義のある仕事、家族への責任、自分への義務に対する認識は、複雑な問題で整理することが難しいですが、この動画ではその点を整理してくれていています。「意味のある仕事を追求するのは当然リスクがある、そのことをしないリスクを心配するのが最も重要である、家庭やローンを持つことは自分が選んだ責任、意義のある仕事を追及するのは自分に対する義務」といった主張はまさにその通りです。できれば面と向き合いたくない主張で、できないと逆にストレスになってしまいます。しかし、そこまで腹を据えて向き合わないと大きくは変わらない気もします。では何から始めるかというと、行動の大切さです。行動の大小、期間の長短、効果の大小、失敗成功にかかわらずまず動いてみることがやはり大事です。自ら動かなくてもなにか不条理や不合理な要求に対して理性的にNoと言ってみるとか。よく「走りながら考える」と言われますが、「行動しながら受け入れていく」ことが大事ですね。今の私であればまずこのようなブログで考えを配信しながら自分の考えや行動を整理していくのがアクションです。別の記事で紹介したTED Talkのジャーナリング(TED Talksで学ぶ英語と「いますぐできる自分への投資の仕方」)や今の仕事をMindsetして違うアプローチで頑張ってみる(TEDで学ぶ使える英語と「今からでも遅くない人生設計」の方法)などは始めるのにいいかもしれません。少しづつでもいいので確実になにかが変わっていくような気もします。

ではこの記事を読んで少しでもお役に立てたならたら私もうれしいです。

 

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