グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

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TED Talksで学ぶ英語と「なぜ有益な情報が役に立たないか」について

今日はなぜTED Talks が人々の行動を変えないかとうTed talks ”Why TED Talks don't change people's behaviors”を紹介したいと思います。2014年なのでちょっと古いですね。今まで過去の記事で多くのTED Talksをご紹介してきましたが、もう一度これらの素晴らしいプレゼンテーションがどう役に立っているかという点を確認するためにこの記事を紹介したいと思います。前半は適度なユーモアもあり、英語もそれほど難しくないないので分かりやすいと思います。後半はちょっとコンセプト的な話になるのでそれほど面白くないかもしれません。前半の区切りのいいところだけでも役に立つと思います。聞いてみましょう!

いかがでしたか。今回の記事の内容は次の通りとなります。

  • プレゼンの概要
  • プレゼンの内容紹介
  • 笑いのポイント
  • 気づき

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プレゼンの概要

今回の題は非常に興味をそそりますね。私もいろんなTED Talksを聞いていますが、なかなか実際に何かを変えるのは難しいですね。なぜいろいろなデータや情報を受け取っても自分が変われないか、その変われない理由について説明しています。大きく分けて2つのパートに分かれていると思います。前半は人が世界をどう認知しているか、後半は自分が実際どう変わるかを説明しています。このプレゼンターは”change agent” と言う耳慣れないタイトルを持っていますが、日本でもこの言葉は使われているようです。いわゆる組織、人事関係のコンサルですが、「変化させる」ことに重きを置いているネーミングで、企業などのニーズとして変化が必要という風潮を反映していると思います。話すスピードもゆっくり目で、英語の発音もわかりやすいですね。前半のはストリー的でわかりやすいと思います。後半のコンセプト部分はどうも英語というよりも理論の展開があまりはっきりしておりらず、概要を理解するのが難しいかもしれません。では大きく前半、後半に分けて紹介をしていきたいと思います。

事実と現実の差を認識することで自分の行動を修正する 00:00

最初にこの方からいくつかの有名なTED Talks Dailyの紹介があります。いずれもかなり有名なトークですがこのブログではまだ紹介していませんね。3つの有名なブログが紹介されていますが、これらのブログが何についてなのかお分かりになったでしょうか?一番目は学校教育における創造力の大切さ、2番は”vulnerbility”(脆弱さ)の重要性、3番目はボディーランゲージがどのように我々を形づくっているか、のプレゼンです。いずれも興味深いTalksですので、近々に紹介したいとは思います。彼は「これらの素晴らしいプレゼンテーションを聞きましたが私はいままで何も自分の行動を変えていません」と告白しています。もし変えることができたら”Profoundly change the world"(正解を根底から変える)と言っています。Profound(重要な、深淵な、深い)はよく使われますね。

彼の実際の生活は遅くまで寝ているし、ペーパータオルも使いすぎるし、机に座って机に長時間座っているし、まだボトル入りの飲料水を買っていると言っています。いわゆるいけてないライフスタイルと言う事ですね。私であれば使い捨てのコーヒーカップでコーヒーを飲みますし、車でアイドリングもしますし、ティッシュも使いすぎます。環境に悪いことばかりですね。

次にガンジーの言葉が引用されています。“The difference what we are doing and what we are capable of would solve most of the world’s problem.”これらは文法的にもシンプルでこのWhat構文はビジネスの言葉を使えそうですね。「自分たちがしている事と自分たちができることの違いを知れば、世界の多くの問題を解決できる」ですね。見回すと世の中はそのような事象で溢れかえっていると言っています。彼が過去にアドバイスをした大企業の経営幹部の方も彼のアドバイスに100%納得したが、しかしやり方を変えれないという事態が発生しています。また”resisted change in front of overwhelming evidence”と言っていますが、直訳すると「圧倒的に直面して(変わることを)拒否した」ですが、「どうしようもない状況なので変われなかった」という感じでしょうね。”Overwhelming”(圧倒的な、抵抗できない)、”Overwhelmed”(圧倒された)は非常によく使われますね。そして「なぜTED Talks Dailyで獲得した知識、知見を生かせないのか?」なの理由としていわゆるコンピュータのデータのインプットとアウトプットのディスコネクションが原因であると説明しています。しかしながら我々の脳はコンピュータと異なりもっとダイナミックなものであると言っています。

今までの話の例としてとして魚についての例を挙げて挙げています。見るからにグロテスクな魚の写真が出てきますね。パタゴニアトゥースフィッシュという名前のようです。もしコンピューターだったらこの画像から、たとえどんな名前であっても食べたいとは思わないだろうが、我々の脳は違うようだと言ってますね。。1970年代に魚の卸売業者がこの魚の味がおいしいと知っていたので、このコールドウォーターコッド(Cod タラ)をチリアンシーバス(Sea Bass スズキ)と名前を変えて売り始めたところ市場で受け入れられたそうです。「これはスズキでもなくタラなんですけどね」と笑いをとっています。なぜこの話が重要かは人間が感覚に対してどのように反応し、決定をするかということを物語っているからということになります。ここでマークトゥエインの言葉を引用しています。”We remember when we are all mad, the mysteries disappear and life stands explained.”この言葉はちょっと分かり辛いですね。「我々は結局おかしいので、そう考えると合点がいく」みたいな意味でしようか。もう少し現実的な言い方をすれば「人間は周りの環境や本能や真実によって動かされるれるもの」だと言っています。

ここからFact(事実)とTruth(真実)の違いについての話になります。この違いを理解することが判断を下す上で非常に重要と言っています。ここである言葉が引用されています。”what happens is fact, not truth. Truth is what we think about what happens.”、これもWhat(~なことは)が使われている構文ですね。「起こっていることは現実であるが真実でない」となります。

Factの比喩として地球に住む我々のことを「我々のことを火の玉の周りを弾丸より早く回る球に発生した副産物と表現していますが面白いですね。ちょっと無理もありますが、これは事実であると言っています。ここはOutgrowth(副産物)とSphere(半球)という単語がわからないと難しいですね。Sphereは”Northern hemisphere””(北半球) ”Southern hemisphere”(南半球)がよく使われる単語と思います。

真実をどう見極めるか(または見極めるのに重要なこと)8:00

次に真実とは自分の世界を手にすることであると言っています。これが人生にProfoundly(

深く)役立つと言っていますね。もちろん我々は現実に従って行動しますが、それは現実が個人的真実をサポートする場合に行動するのであり、Aesthetics, control, identityの三段階のアプローチを理解することがポイントと行っていますね。ただ、概要にも書きましたがここからは話の要点がちょっと定まってないような気がして、概要を把握することが私には難しかったですね。私の英語力不足を別にしても何を具体的に言いたいかがよく伝わってこないような気がします。最終的な結論もそれほど斬新なものではないので、後半はきちんと理解しなくても、スキップしても良いとは思いますが、簡単に概要をまとめてみました。

Aesthetics(審美、美学)、美学と言っても”desire for sensorly pleasure and stimulationと説明されていますので知覚、味覚、視覚などの「感覚的な喜びや刺激に対する欲求」(By Google翻訳)という感じですね。ここではiPhoneとかブロックバスタームービー(ヒット映画)、自然などを挙げています。まずこういった新しいもの、面白いもの、美しいものに惹かれることがAestheticsであると言っています。

コントロールについては人間が他の生き物と異なる点は未来を想像するからだと言っています。なぜなら未来を”predict and Steer our journey” (操縦、コントロール)し、最大限の結果を得たいと思うからのようです。ダイエット、チャリティー寄付額、旅行の計画もコントロールし、最大の利益を得ることの例としてあげています。また、多くの人はここでもっと情報があればコントロールできるはずと思うようですが、そうでは無いと言っています。ここで前半の「我々の脳は単にデータをFact(事実)に準じて判断、処理するものではない」という話とリンクしte

ますね。

ではなにが我々を動かすのでしょうか?それはDesire(切望、希望、欲求)と言っています。Desireは我々個人の真実が火をつけるのだと説明しています。最後に個人の真実はアイデンティティーだと言っています。”Who we think we are, we do what we do.”。この問いかけをすることにより自分のDesireを見つけることができると言っており、そうすることで自分も他人もよりよく変われると締めくくっています。

笑いのポイント 10:00

彼がジムで経験した話をしていますが、家族にいいとこを見せたいためにジムで手に付けたエクササイズカウンターをずるしてカウントを追加している男性の話ですね。この話が面白いといいうよりも、我々は基本的に「おばか」であるということがポイントですね。次にマークトウェインの言葉を引用しておりますがこの言葉が人間の一つの本質ですね。”We are all nuts.” (我々はおバカである)、前半と同じですが結局われわれはアホなんだと言う事ですね。このことがわかれば全ての事は辻褄が合うと言っています。

ちなみに子供用の進研ゼミのチャレンジという教材でドーナツ屋さんの「ナッツさん」と言う人が登場しますが、彼は数はうまく数えることができません。教材として仕方ないですが、英語のスラングのNutsと言う意味を知っていて彼にこの名前をつけたのであればちょちょっとかわいそうだなと言う気がしました。

気づき

このTalkがこのプレゼンのテーマの「なぜTED Talks が人々の行動を変えないか」という問いに答えているかというとちょっと疑問で、最終的には「まあそういえばそうですね」的な結論で終わっているので、不完全燃焼と感じる方も多いかもしれません。しかしそもそも「人生をどう生きるか」に回答はないようなものですので「明確な答えはなく、自分の中にある、かもしれない」という点を再度認識した、というところでいいかなとは思います。TED Talksで話されている内容の実践はやはり明確かつ汎用的なガイドラインはなく、それぞれの人がそれなりに応用して自分で消化し、実践していくしかないと思います。TED Talksは面白く、聞いていてもためになるのでなにか自分が変わっている錯覚を覚えますが、実践なくして変わることはないですよね。後半で自分のストリーを創造することを投げかけていますが、そうすることで実践につながり、気持ちも環境も良い方向に変わっていくと思われます。「創造」というとハードルが高いですが、「考える」ことは大事と思います。少しでも時間があるとスマホを見たくなりますが、3分でも「なにかについて考える」時間を持つといろんなことが形になってくると感じます。以上、あまり深く考えずに、いろんなことを考えていきましょう!