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TED Talksで学ぶ英語と「20時間で学ぶ方法」について

こんにちは。本日はTED Talks Dailyより”The first twenty hours - How to learn anything”、「最初の20時間での学び方」のTalkを紹介したいと思います。今回は方の力を抜いて楽しめる動画です。ハウツーとしての実際の効果のほどは別として笑いも多く、最後のライブが楽しく聴けます。内容は比較的シンプルであり、使われている単語も簡単で、そのまま使える定番の言い回しも多くあるので、オススメのTalksだと思います。では聞いてみましょう!

 「20時間で効果的に学ぶ方法」のポイントは「ある程度のレベルで物事を習得するには20時間で十分」ですね。このことを可能にする効果的なアプローチは1. 対象を分解し、重要で自分が必要とする部分を集中して学ぶ、2. 最小限のリソースを利用し、自分でコントロールできる範囲で学ぶ、3. 感情面と物理的な学ぶことへの障害を取り除く、4. 20時間やってみる。の4つです。このアプローチで「なんでも20時間で楽しめるレベルまで習得できる」ということになります。

 今回は内容の紹介、使える英語の紹介、このTalkに対する「物事を学ぶ上での気づき」の三点を比較的短めにまとめました。ではプレゼンの内容の紹介をしていきたいと思います。

 

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 学びのレベルと取得時間について あなたはどこまで身に着けたい?

 冒頭に彼に子供が生まれてから自分の時間がないことを”This was really disconcerning to me”(心配させる、狼狽させる) と言っています。このフレーズはそのままどんなシーンでも使えそうですね。彼は自分自身を新しいことを学ぶのが大好きな”geek”であると言っており、学ぶ時間がないことが問題となったようです。”geek”は非常によく使われます、いわゆるオタクですね。どちらかと言うとニッチな分野に精通しているなどのポジティブな意味が多いようです。ここでは「学びオタク」が近いでしょう。もう一つオタクの単語に”nerd"がありますが、こちらはちょっとネガティブな印象があるようです。

 そこで彼は「物事を学ぶ為の時間」についてリサーチをし、ある有名な1,000時間の法則に到達しました。”How long does it take to acquire a new skill?” の”How long does it take?”は本当によく使われますね。しかしよくよく調べたところこの法則は特定の分野でウルトラトップレベルの人達を対象にして、その人達がそのレベルになるのにどれだけ時間を費やしたかという研究だったようです。

 ここで「先程の電話のゲームの話のように」と言っていますが、この動画には出て来ませんが文脈から多分伝言ゲームようなものと思われます。この本の法則が広まるにつれ、伝言ゲームの様に違う意味合いで伝わり、「エキスパートになるには10,000時間かかる」→「何かに上手くなるには10,000時間かかる」→「最後に何かを学ぶには10,000時間かかる」と世間で広まってしまったようです。

 次に物事を学ぶための習得時間の話になります。グラフが二つ出てきますが最初のグラフは「初心者は学びに時間がかかる」ことを示したものですが、このグラフをひっくり返すと有名なラーニングカーブになります。ラーニングカーブの最初の短い段階で適度に上手くなれる事に着目し、”people get good at things with just a little bit of practice”と分析しています。そして彼なりにこの急激な上達に要する時間を調べたところ20時間と分かりました。彼は20時間学習すればその結果に”astounde””(ビックリしますのよ)言っています。また、”20 hours is doable”の”doable"(実行可能)は「リーズナブルな」というニュアンスでよく使われますね。

20時間で学ぶためのアプローチ

次にこれをどのようにインテレクチャル(効率的)に学ぶかが説明されています。4つのアプローチは冒頭にも書きましたので大事な英語だけを紹介します。1. Deconstruction the skills:こではスキルの束と言う意味で”Big bundles of skills”、と表現されていますが”bundle”は日本語でも「このソフトには2つのアプリケーションがバンドルされている」などに使われていますね。2. Learn enough to self correct:ここで”procrastinate"という単語がでてしますが、「遅らせる、ぐずぐず先延ばしにする」というある意味重要な単語ですね。3. Remove practice barrier:”willpower"(意思の力)です。最後にこれはロケットサイエンスではないと言っています。これは「何も特別なことではない」という言い回しでよく使われる言い方ですね。

ウクレレも20時間で学べる!

次のパートは彼自身の体験の紹介で彼が学んだウクレレの話です。最初はウクレレコードブック(指の抑え方)に書かれてある何百ものコードを見て圧倒されたようで、ここでは”that’s intimidating”と表現していますね。”Intimidating"は「怖がらせる、脅す」ですが、ここでは「ビビっちゃう」という感じでしょうか。しかしよく見ると同じようなコードがいろんな曲に何度も何度も出ていることに気づいたようです。これがアプローチの分解の部分ですね。ここで彼は1つのグループ”Axis of Awesome"を紹介し、彼らによると「5つのコードで過去50年のポップソングは演奏できる」と言っています。このメドレーソングを彼がウクレレで披露しますが、”I would like to actually share it with you”はビジネスでもよく使えそうな切り出し文句です。”Just small town girl…”で笑いが起こっています。これはいきなり懐メロが出てきたからですね。思い出せないのでくぐってみましたが、そう、ジャーニーでした!これは1980年代ですね。50歳以上には懐かしいですね。どこかで聞いたようなメロディーが次から次へとたくさん出てきますが、どれだけわかったでしょうか。

 彼の最後に”pretty much anything that you can think of”(考えられるほとんどすべてのことが)20時間で学べる、と言っていますね。この”pretty much”(だいたい、ほとんど)は単独でも「だいたいそんなところですね」のようによく使います。ぜひ怖がらずに情熱を持ってやりたいことがあればやってみたらいいと言ってこのTalkを締めています。

気づき 20時間での小さな達成感を得る

これはいわゆる20対80の法則、有名なパレートの法則に近いですね。今回のTalkに則して平たく言うと「物事の大部分はその要素の一部が重要である」です。あくまで「楽しめるレベルに到達する」という点で同感です。ウクレレやギター、ピアノも難しいですが、20時間あれば程度の差こそあれ何かの曲が弾けると思います。彼の場合は多分楽器経験者なので、あそこまでは20時間では難しいかもしれませんね。ギター系は以外に右手も難しいです。

 気を付けることは語学など複雑な対象を体系的に楽しめるまで習得するのはこの法則でもはなかなかうまくないうまくいかない点ですね。このウクレレがこのプレゼンに最適だったのはウクレレはコードがシンプルで本来の歌のコードではないが、それを単純化したコードでなんとか伴奏できるからですね。だからいろんな歌が出てきましたが、みんなハワイアンに聞こえると思います(笑)。しかしながら英語の場合、言葉を話すのは音楽で言えば即興演奏、アドリブで、かつ相手がある世界なので結構難しいと思います。つまり自分が学んできた言葉やフレーズなどをその時の状況によって組み合わせて自分の口から出し、たえず相手の反応を理解することが必要になってきます。このあたりちょっと慎重に物事を学ぶ必要がありますね。ただ、自分が学びたい分野、ビジネス英語などを最初の20時間で「習得感」を感じることができるとは思います。自分が何をしたいかを考えて、現実的なアプローチで、小さな成功体験をすることを目的にするといいかもしれませんね。

 最後に楽器演奏体験についてですが、ギターやウクレレはオススメの趣味ですね。自分の手から音楽が奏でられるというのは新鮮な体験ができます。特にウクレレは弾き語りが始めたい人にはおすすめですね!ウクレレを買う場合最低2万以上のものを買ってくださいね!

 

以上、「最初の20時間での学び方」でした。皆さん気楽に達成感を味わいましょう!