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「Amazon CEO は何を思うか」Amazon CEO Jeff Bezos on The David Rubenstein Show

前回のブログで「朝4時に起きなさい!」という記事を紹介しましたが、その動画では朝早く起きている成功者たちが紹介されていました。GAFAのCEO達もGoogle以外は入っていましたね。
Amazon のCEOのJeff Bezos(ジェフベゾス、以下ベゾス) も入っていました。現時点で世界最高の資産家である超成功者ベゾスのインタビュー動画(2018年頃)を紹介したいと思います。Bloombergというニュースサイトのインタビュー動画で約40分と長いですが、ざっくり4つのパートに分かれていてそれぞれ興味深い内容です。何よりも楽しく聞けます。これはベゾスのキャラクターによるところが大きいですね。David Rubensteinというインタビュアーもかなりうまい人ですね。こういったインタビューアーはあまり日本のメディアではお目にかかれないので残念ですね。村上春樹がエッセイで誰かの「良いインタビュアーの定義」を書いていましたが、うろ覚えですが「よいインタビュアーは7割褒め、2割イライラさせて、1割の重要なポイントを引き出す」というようなことだったと思います。

この動画は前半と後半を分けて2つの記事で紹介したいと思います。今回は読み物的にインタビューの概要の紹介と私自身の気づいたことについて書きたいと思います。使える英語は最低限にしました。ではまず区切りごとでもよろしいので聞いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=f3NBQcAqyu4

いかがでしたでしょうか。ベゾスはこんなキャラクターだったんだと思った方もいるかもしれません。ネットで言われているキャラクターよりフレンドリーな印象を受けますね。ただ聞き取りの為に動画をポーズするのですが、多くの場面でベゾスの眼光が結構怖く、やはり常人ではないという印象は受けました。

では早速ご紹介記事の紹介に行きましょう。前半は大きく分けて前振りの雑多な話題とワシントンポスト紙の買収の話の二つです。

世界一のお金持ちの気持ちと慈善事業にについて

まずインタビュアーが話を振ります。 株の話、世界一の億万長者であること、住んでいるところなどから始まり、Amazon時価総額の話が出てきます。Amazon時価総額はこの時点(2018年頃)で”1trillion dollars”と言っています。貨幣換算は数字の桁の表現も違いますし、為替もありますので、数字に弱い私はいつまでたっても苦労しています。まあ ”trillion”は私が属するような中小外資系ではほぼ使わないですが、”trillion"(兆)なので100兆円ですね。恐ろしいですね。一般的にな中小企業であれば “1 billion dollars”(1兆円)、1 million dollars (1億円)、10 thousand dollars(1千万円) を基準にぐらいを覚えておけばいいでしょう。数字はドルですとほぼ100円で私は換算しちゃうのでまだいいですが、私の会社はポンドが基本なのでもう超面倒ですね。説明資料もポンドで初めからつくると金額感覚がわからないので、円で作ってポンドに換算した資料を作ることになります。始皇帝の度量衡の統一ではないですが、単位などは本当に面倒ですね。

続いてベゾスやビルゲイツが住んでいるワシントンのシアトルの近郊のメディナの話などを話があります。Medinaという場所を検索してみましたが、日本にはちょっと無いようなと街ですね。改めてアメリカとの裕福層の違いを感じされられます。次に”philanthropic idea”(慈善事業)の話になります。ジェフベゾスの所には47,000以上のアイデア・お願いが寄せられたと言っています。ここで彼が興味があるのは特に幼児期教育であると言っていますね。彼は自分がモンテッソーリ学校の生徒だったと言っています。モンテッソーリは教育方法の一つで、自主性や想像力を重んじて才能を伸ばす教育法で、お子さんをお持ちの方は最近は日本でもよく耳にすると思います。 いわゆる英才教育的手法として認識されていますね。私の親戚にほぼ完璧な成績の子がいるのですが、小学校に上がった時に学校の先生から親の親御さんが「あの子はモンテッソーリ教育を小学校に上がる前に受けていたのですが?」と聞かれたようです。ベゾスはあまりに作業に集中しすぎる傾向があり、モンテッソーリの先生ですら他のことをやらせるのに手を焼いたようです。
彼が幼児教育を重視している理由は子供は一度遅れるとそれを取り返すのに非常に時間がかかるからだと言っています。”If a kid falls behind, it is really hard to catch up.” と言っています。”catch up”はビジネス上でも「(確認して、フォローして)追いつく」というようによく使われます。とにかく子供は 最初が肝心ということですね。以前アメリカで ”No Child Left Behind Act”というものがありましたね。

慈善事業は多くの億万長者やお金持ちが行きつく先ですが、これにはやはり「優れた人間が社会へ貢献すべき」という考えと「税制上」という2つのかなり性質を異にする目的がありますね。ただやはり外資系ではたらいていると「社会貢献」はお金持ちに限らず当たり前です。ただ、外資系で働いていて各国でチャリティーをしよう!となると一番出遅れるのは日本ですね。中国、インドもアクションは日本より早いです。このことを何度も目の当たりにすると「俺たち、なにか欠落してるんじゃないかな?」と不安になります。災害ボランティアとか日本でも多くの人か慈善事業に参加していると思いますが、何故なんでしょう。私も慈善事業は一切してません。少なくとも会社ではそのようなプロジェクトがある場合は「考える前に動く」ことで率先してやっているつもりですが、私はいわゆる生粋のリーダーではないのでなかなかみなさんついてこないですね(笑)。寂しいところではあります。

このパートの締めとしてジェフは “I believe in the power of wondering”、「思い巡らす力」ということを強調しています。彼の全ての Best Decision は”heart"(気持ち)や ”Intuition"(直感)や ”guts”(直観)で決められたものだと言っています。”guts”は日本語のガッツ根性という意味もありますが、もともと「腸」という意味もあり、”guts” feeling” で「直観」という意味でよく使われます。ちなみにどうでもいい話題ですが、ギータの「ガットギター」という言葉はもともと19世紀ぐらいまでギターの弦は羊の腸をよって作っていたので、その名残りで主にナイロンギターのことをガットギターと呼んでいます。羊の腸の弦は今も海外で作られていますが、結構高いです。さて、ここで彼の口から有名な顧客中心主義という言葉が出てきますね。ここでは”obssesively compulsively focused on child (cusotmer)” といっていますが、”obssesively compulsivel”の二つとも「取りつかれたように」という形容詞なのでかなり強く強調していますね。Amazonの求めるリーダー像の一番最初にこの顧客主義が来ています。幼児教育でも子供をお客様として考えることで大きな成果が見込めると言っていますね。11:00頃に爆笑がありますが、これは背景を知っていないと難しいですね。インタビュアーが「二つ目の本社についてのあなたの直観は?」と訪ねています。この時期に2つ目の本社を他の都市に設立する話があったようです。おそらくそのプロジェクトは遅れていてあまり突っ込まれたくなかったのでしょう。ちなみにジェフは「それが歴史上ベストのSegway だね」と言っていますが、Segwyaはちょっと昔話題になった乗り物ですよね。意味が分からないので調べてみると「話題の転換、行動の転換」という意味のスラングようです。Segwayは人間の移動手段を転換するというSegwayのキャッチからこのようなスラングになったようです。(引用元:http://tech-biz-eng.com/)。ただ顧客中心主義はもちろん大事ですが、行き過ぎると他にしわ寄せがきますね。このブログで目指す「自分自身に対して(ある程度)納得した人生を送る」という目的から、「自分を顧客ととらえて取りつかれたようにサービスする」ことにすればなにか見方が変わるかもしれませんね。これもマインドセットの一つですね。パートナー、家族に対してもそうだと思います。

ワシントンポスト紙の買収について

次のメインの話題に移ります。全く関係のない業種であるワシントンポストを買収することになった経緯についてインタビューしています。 実際にはもっと深い背景があると思いますが、ベゾスは当初は興味がなかったが、ワシントンポスト紙は民主主義上非常に重要な役割を担っているがわかったためと言っています。このインタビューの時点では利益も出て成長もしているようです。”It is profitable, profit is gowing” はビジネスで定番のフレーズです。ベゾスは自分の人生を90歳まで見るとワシントンポストの買収は自分が行った最良の選択の一つであるだろうと言っています。また、買収額は250 million dollars(さて日本円でいくらでしょう?)とのことで「私はバーゲン(価格交渉)、デューデリジェンスなどはしなかった」と言っています。インタビュアーはここで「私も売りたいものがあるんですが(言い値でかってくれますか?)」と質問をして笑いを取っています。

またインタビュアーがあなたは今ワシントンポストのオーナーであるが、いろいろな人がワシントンポスト紙を批判しています。しかしその批判にが対して静かにしていますね」と聞いています。ここでは明らかにある特定の政治家達を刺しているので、冗談で「何のことかわからないけど」とはぐらかしていますが、特にトランプがメディアを攻撃していることに対してと思います。 ベゾスはメディアやジャーナリストを攻撃するのは民主主義の基本的なとこから良くはないと言っています。政治家というものは批判されるプロセスを通じて仕事をするものだと言っていますのでこれは仕事の一部であると言ってます。 ”Your are going to get scrutinized” と言っています。”scrutinize”(徹底的に精査する)は結構耳にします。また我々は法律のみによって守られているのではなく社会規範によっても守られていると入っています。 理想論的ですが、言っていることは正しいですね。また「メディアを犯罪者扱いするべきではない」と言っています。”demonize media”(悪者にする)、”low life”(犯罪者、くず)などと表現されています。

もちろんベゾスの言っていることはは正論ですがメディアも政治を往々にして利用していますし、メディアがよく行う扇動的、マインドコントロール的報道はどの国でも問題ではあると私は思います。もちろん企業もメディアを利用しますよね。重要なのはいろいろな立場のニュースを見ることはもちろんですが、自分でそのニュースの本質を考えてみることですね。ネットでいくらでも情報をとれますが、結局はそんなに大量の情報を整理する時間もないですよね。日本でよく議論される「日本は破産する、破産するわけがない議論」も私はよく判断基準がわかりません。どこも正しい気がするので、結局は自分で考えて、踊らさられずに考えることになりますね。

では前半のパートの紹介でした!いろんな有名人の考え方に触れるのは面白いですね。後半はベゾスの人生に対する考え方などを中心に紹介したいと思います。

 

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