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「アメリカの消毒液騒動」 英語ニュースの見出しで英語と世界を知ろう!

 コロナウィルスの影響で消毒液やハンドソープも不足していますが、アメリカでももちろん同じことが起こっているようですね。ただ周りを取り巻く環境は多少違うようなので、今回は「アメリカの消毒液騒動」について紹介したいと思います。

A plan to ease the hand sanitizer shortage could go bust - CNN

A plan to ease the hand sanitizer shortage could go bust.

直訳は「(手の)消毒液不足軽減計画は破綻の可能性がある」ですね。”ease” は軽減するで “ease pain” 、「痛みを和らげる」でよく使われます。”bust” は名詞では胸部、バストですが、動詞では「破壊する、逮捕される」といろんな意味があるようです。”go bust” は主にビジネスシーンで「倒産する、経営が成り立たなくなる」という意味のようですね。

 次のパラグラフで同じように少しだけ詳しく説明されています。

A big plan to get more hand sanitizer into stores is in serious jeopardy.

 「手の消毒液を店舗にさらに供給する大計画に深刻な危機的な状態になりつつある」、ですね。”jeopardy” (危険) はあまり耳慣れない単語と思いますが結構目にしますね。

ではもう少し見ていきましょうか。

Panic shopping and hoarding of hand sanitizer during the pandemic has made it nearly impossible to find any in stores. Families are turning to YouTube tutorials to make their own.

 ”panic shopping” はいわゆる買い占めですね。”panic buy”とも言われますが、私も海外本社から「日本ではPanic buyが起きていないか?」と聞かれました。”hoardin”は初めて聞きましたが、「備蓄、買いだめ」という意味のようです。アメリカでも消毒液の入手はかなり難しく、You Tubeでも消毒液を自作する動画が三百万以上再生されていました。この動画では消毒液ワンボトルが650ドルで売られているケースもあるようです。販売者に対して ”shame on you!” ( 恥を知しりなさい)、と言っていますね。

 最後に記事全体が興味深い話ですので概要のみを紹介したいと思います。アメリカでは外出が自粛されているので、自動車に使われるバイオエタノールが余剰となり、各産業用バイオエタノールメーカは消毒液として使われるエタノールベースアルコールを生産することにシフトしていると記事には書いてあります。既ににこれらのアルコールは大量に出荷され、受注も増えているようですが、FDA(US Food and Drug Administration)がこの製造に対し発がん物質の含有など、品質と安全性にについて懸念を見せているようです。FDAによるとこの懸念は既存のハンドソープメーカーなどからだされたようですが、反対に産業用エタノールメーカーは「我々の消毒液は安全で政府の今回のガイドラインは手の消毒液不足を悪化させる」と反論しているようです。”significantly exacerbating the worldwide shortage of hand sanitizer," の”exacerbate"(悪化させる、悪循環となる)はよく使われますね。私の発音では多分通じない単語の一つです(笑)。

 日本ではこのような話はあまり聞かないのは車の燃料としてバイオエタノールがあまり使われていないからでしょうか。マスクも怪しい製品がたくさん出回っていますが、消毒液は薬品なので「発がん性がある物質が含まれている」などと政府から言われると怖いですね。また、メーカー同士の利権が絡んでくると苦しんでいる市民たちはおざなりにされてしまいますので、一般市民も含めて政府やメーカーの冷静な判断、行動が必要になりますね。

 以上、"A plan to ease the hand sanitizer shortage could go bust" でした。