グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

“ふつうの人”とグローバルをつなぐ英語と思考

三つの英語圏の英語学習法について

先日の中国とインドの英語力について記事を書きましたが、その中で触れた「三大英語圏の英語(非ネイティブの英語)の英語の学習方法について考えてみたいと思います。 

英語の勉強といえば「ネイティブのように話す」、「きれいな発音」など英語のネイティブスピーカーに近づくというアプローチが多くみられますが、 我々日本人は帰国子女でもない限りネイティブに近い英語を目指すのはビジネスでの活用の観点からは止めたほうがいいと思います。理由は簡単でこだわりすぎると習得に時間がかるからです。またきちんとした英語を話そうとして発音や文法を気にしすぎるあまり、苦手意識が先行する場合もあります。限られた時間で英語をビジネスや汎用的コミュニケーションツールとして活用するための勉強に時間を投入したほうがいいですね。もちろんネイティブに近い英語やきれいな発音を目指すこと自体はいいと思いますが、 ロコグローバル標準英語としてはやはり「下手ではあるがポイントを押さえた英語能力」となります。例えばネイティブ以外も含めていろいろな英語を聞き取る力、シンプルにポイントを伝える力、分からないところは聞き返す力、とにかく話して みて相手が沈黙したり目が泳いだりすることに耐える力(経験者談)が必要だと思います。

 

先ずはそのためにどのような英語を目指すべきかを考え、自分自身で方針をデザインする必要があります。この点からグローバルビジネスパーソンに参考になる本についても紹介したいと思います。「マーケティング英語の教科書」のお勧めの点としてはグローバル標準英語についての 考え方や学び方が分かりやすくまとめられており、自分の英語レベルによって必要な部分を選択し、活用できる点ですね。「マーケティング」とありますが、それ以外の職種の方々にも十分役立つ内容です。

本の概要

  • 前半では日本人が学ぶべき英語は「下手な英語でいい」という点と、ビジネス英語の各レベル の指標がうまくまとめられています。前回の記事で触れたネイティブ圏、第二言語圏、非英語圏の「英語円圏」の話もここで触れられています。また、ビジネス英語の暗黙のルールとしてローコンテクスト、ハイコンテクストコミュニケーションの違いもわかりやすく説明してあります。
  • 第三章はこの本のタイトルに「マーケティング英語」とあるようにマーケティングのフレームワークに関連した例文が多く掲載されています。ただ、洗練された英語なので、一般的に使うにはちょっと難しそうですね。グローバルビジネスの基本ツールであるフレームワークが簡単に紹介されていますので目を通すだけでも役に立つと思います。
  • 第四章はシチュエーション別英語です。自己紹介、プレゼン、会議、メールの具体的例文が豊富に入られており、丸暗記してすぐにでも使えそうな内容です。
  • 第五章は英語学習法についてです。色々なツールを使った継続できる勉強法が紹介されております、隙間時間を使う、習慣化するコツや、ツールが紹介されています。メインで紹介されている勉強法は中級者以上でちょっと難易度高めです。

この本を参考に私の英語勉強方針、学習方法をまとめてみました。

自分なりの英語学習をデザインする

まず自分がどのような英語を 使えるようになりたいかはきちんとデザインしておく必要がありますね。メールでのやり取りなのか、プレゼンなのか、海外出張なのかのシチュエーションと自分が達成したいレベル(基本のあいさつ、発言、提案、交渉など)を組み合わせて設定することが大事でしょうね。また、やはりここで前提として前回の記事でも触れたローコンテクスト、ハイコンテクストというコンセプトはきちんと理解しておく必要がありますね。例えば私が海外の上司や同僚に宛てたメールを読み消すとやはり回りくどい感が拭えません。いろいろ説明しようとして上司から”I do not understand"と返されることもあります。海外とのやり取りは頭をローコンテクスト思考に切り替え、要点を抑え、ロジカル的にアプローチする必要がありますね。

シチュエーション別レパートリーを持っておく

想定される英語との関わりをベースに色々なシチュエーションで基本的なレパートリーを持っておくと良いと思います。自己紹介や自分の基本的な業務の紹介は必須ですが、プレゼンや電話会議で発言できるとグッと存在感は増しますので、丸暗記でいいので持っておくと役に立つと思います。私の会社でも何人か海外との電話会議に日本人が参加している時がありますが、英語が苦手な人は挨拶も出来ずに最初から最後まで沈黙ということがあります。せめて挨拶をできるぐらいにしておくか、もし可能であれば一緒に参加している上司や同僚と事前にに打ち合わせで「一言しゃべらせもらって、あとはフォローお願いします」(笑)としておけば大きな一歩を踏み出せますね。 

英語の勉強法いろいろな状況に合わせたに合わせていくつか用意しておく

今はいろいろな教材に無料でアクセスでき、環境はかなり恵まれています。 色々ありすぎて迷ってしまいますが、通勤時間、隙間時間、休日などいろいろなシチュエーションに合わせて選ぶことができますね。勉強方法はいわゆるリーディング、ライティングは優先度は低いですが、すぐに Google 翻訳を使うのではなく、定期的に触れながら慣れることが大事だと思います。特に書くことは先ほど書いたように頭をローコンテクストハイコンテクストに変えるという作業ができれば良いですね。リスニングとスピーキングがやはり学習のメインになりますね。スピーキングはまずシチュエーション別英語を丸暗記でストックすることでいいと思いますが、早い段階にオンラインレッスン等を受講する必要がありす。私の会社では留学を経験せずに話せるようになった人はほとんどネット受講するワンオンワンレッスンを受けていますね。ここに投資することで総体的英語能力は飛躍的に向上すると思います。リスニングはまず実際の英語の発音がどう聞こえるかを意識してテキストや字幕にアクセスできる教材を利用するといいですね。やはりレベル的にはNHK英語講座⇒YouTube⇒TED Talksといった段階がオーソドックスでしょう。最最初の5分でもいいので、朝や通勤時間などにに聞いたらいいと思います。最後にまた色々なタイプの英語を聞くのも大事ですね。慣れもありますが、私が一番聞きずらいのはオーストラリア人(白人系)の英語ですねー。

 

以上、「三つの英語圏の英語学習法」でした。皆さんの今後の英語学習の参考なれば幸いです。