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部屋の整理と心を整理をシンクロさせる - 役立つ英語付き

皆さん整理は得意でしょうか。私は苦手です。以前よりはまだマシになりましたが、まだまだ苦手ですね。よく「机をみるとその人の頭の中がわかる」と言われますが、私の場合は当てはまります。ただし、私がいる会社のオフィスの机をみると、私よりひどい人はたくさんいますが、みなさん結構頭の中が整理されていると感じる人も多いです。このあたり「整理ができている=その人の頭の構造」というのは若干飛躍がありますが、整理ができることに越したことはないですね。今回は物理的整理と心の整理の関係について書いていきたいと思います。

始めに-部屋を掃除する前に

いきなりですが ”selective attention test” というタイトルで動画を検索してみましょう。バスケットボールをパスしている動画が検索結果にいくつか出ると思います。これは白い服のチームが何回パスをするかをカウントするというテストです。まず解説などは見ないで視聴してみましょう。下記の動画がわかりやすいです。

https://www.youtube.com/watch?v=vJG698U2Mvo

では ”selective attention test” の動画の説明は後にして、この記事を書く一つのきっかけになった “Clean your room” という動画を参考に考えたいと思います。使える英語もピックアップしました。

部屋の整理を心(精神)の整理につなげる

CLEAN YOUR ROOM - Powerful Life Advice | Jordan Peterson

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私の憧れの「背筋の伸びたおじさん」Jordan Petersonさんが大学(と思われる場所)で講義している動画です。皆さんもやる気が出ない、気持ちがもやもやする時は部屋の掃除をする、という人は多いと思います、この点について心理療法的な観点から説明しています。Jordanさんは ”If you wnat to organizae your psyche, you could start by organizing your room” と言っています。自分の心(精神)を整理したいのであれば、自分の部屋から整理を始めようと言ってますね。「なぜなら部屋の状態はあなたの精神の延長上にある現象だから」と言っています。散らかっているのは部屋であり、且つあなた自身(の心や精神)ということになりますね。

  • ”psyche” は「精神、心」、psychology「心理学」と似ているので覚えやすいと思います。”psycho”、”psycho-pass” は「気が狂った人」です。
  • “being"「人生、存在」という意味です。いろいろな意味がありますね。
  • ”If you want to organize your psyche, you could start by organizing your room”は単語を変えていろいろな場面で使えますね。””If you want to study English,  you could start by taking online lesson” など。”could” が使われていますが、仮定法構文ではなく、単に提案の ”could” です。よく使われますね。

ではJordanさんのアプローチを紹介します。部屋が整理できていない理由は、自分自身がコントロールできていないことであり、逆に言えば整理することによって自分自身(の心)をコントロールするという手法です。効果としては部屋がきれいになるばかりでなく、くだらないことに惑わされなります。部屋の片づけをお勧めする理由は簡単で、 “hands down”(楽に)で、いつからでも始めることができるからです。しかも結果がすぐ現れ、精神を治癒することができるので、やらない理由はないといってます。ここまでは比較的よく聞く話ですが、動画の終盤に重要なポイントがあります。「一旦心底やりたい目的をセットすると世界(周りの環境)がそのように自然に変わってくる」という点です。これは自分の目にしている世界が再構築され、違って見えてくるということですね。一度「部屋をきれいにしよう」と目的をセットすると、いままでなんともならないと思っていた部屋が違うように見え、いろんなアイディアが浮かんできます。環境がそのように変わっていくように思えるという点で興味深い考え方ですね。このことから何を目的としてセットするかは気を付けるべきだとアドバイスをし、この動画は終わっています。

  • “Once you aim, the world will reconfigure itself around that aim”は ”Once~” で「一度~すれば」という言いだしでよく使われます。
  • “It is incontrovertible” 「議論の余地はない」、”controvertial” は「物議を醸す、議論を呼ぶ」でよく使われます。
  • “reconfigure” 「再構築」です。

見ようとしないと見えないもの

さて、 ”selective attention test” の動画についての説明です。ご存じの方もいると思いますが、最後まで見ると実はバスケットボールのパスの回数でなく、そこにゴリラが登場したことに気づいたかどうかの認知テストです。私も会社の研修でこの動画を見せられたことがありますが、私は全然気づきませでした。半数以上の方が気づいていなかったと思います。このことからきちんとした目的をセットしないと、逆に世界(環境)が思いもよらない方向へ構築されていくという危険性を説明しています。確かに人間の脳に入ってくる情報は非常に多いため、有効と判断した情報のみを処理する為に、脳がフィルタをかけるとはよく言われます。また、重要な情報もきちんと予測、認知しないと見過ごす可能性があります。

物理的整理が必要な理由-時間・効率・精神のため

ここからは一般的整理について簡単にまとめました。まず整理ができないと損をします。なによりも時間のロスが大きいです。書類を探すために多くの時間を使います。また、情報はPCやサーバーにも保存できますので、プリントアウトしたのかサーバーに保存してあるのかわからなくなり、サーバー上でもどのフォルダに保存したのかも定かではなく、探すのにずいぶんと時間がかかります。私が困っているのはファオルダの数や階層が多く、頻繁にアクセスするフォルダでもちょっと迷う時間が多くあります。これだけでも自分が非効率なような、時間を無駄にしているような気がしてあまり気分いい気分になれないですね。私は1日10分ぐらいは何かを探すのに使っていると思いますが、一年にすると4日分は探すことに時間を使っていることになります。もっと他の価値のあることに使う時間を確保するために、無駄な時間を削減する必要があります。

また時間だけでなく効率もダウンします。ストレスも溜まりますし、ノッている時に探しもので躓くと一気に効率ダウンとなります。つまり整理はものをきちんと片付けて時間のロスや効率を上げるだけではなく、頭の効率的な運用や精神状態にも大きく関係しています。このことからも頭を絶えず整理しておく為に、特に自分の部屋や仕事場の机周を整理する必要があります。

整理の基本的アプローチ 整理方法よりマインド

では整理できない人は何をすればいいか?を考えてみたいと思います。まず物理的な整理は比較的簡単に始めれると思います。色々な整理に関する本がありますが、テクニックやツールはいろいろありますので、その人にあったものを使用すればいいとは思います。テクニック的な入口が必要であれば5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)から入るといいかもしれません。その中でもまず整理(いらないものをラベルし、よけておくいわゆる断捨離ですね)と整頓(必要なものをすぐ出せる位置に配置する、元に戻す)の2つから始めるといいでしょう。

また、実際の整理という物理的作業よりも、整理の基礎としてコンセプトを押さえておく必要があります。この点はこの記事を書く一つのきっかけは実家に置いてあった「すごい!整理術」(坂戸健司著)という本です。10年程前に書かれた整理術というより仕事術的な本ですが、やはりマインドの大切さを強調しています。整理できた状態で仕事をし、効果を上げている姿イメージする。休憩をきちんととり、仕事ごとにクリアランスし、区切り区切りでリセットして集中できる状態をキープする、など整理マインドに関するポイントが挙げられてます。また「美意識を鍛える」というようなテーマもありました。一見関係ないようですが、「秩序だった状態、美しさ」をイメージし、キープすることも大事ですね。

 

以上、「部屋の整理と心を整理をシンクロさせる」でした。私の部屋を整理した状態にキープしておくことはなかなか難しいですが、きちんと目的を持って整理習慣を付け、環境が変わることで、本質が見えてくるようにが地道に整理していきたいと思います。