グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

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これからの時間との向き合い方

みなさん時間は長く感じますか?短く感じますか?もちろん年齢や時と場合によると思います。私の場合は会社にいる時間は長く感じ、帰ってきてから寝るまでの時間は短く、土日もかなり短いですね。しかしながら最近の問題は漫然とやっていても仕事の時間もすぐ過ぎてしまうような気がしてきました。あまりにも時間が経つのが早いので、一度時間が短く感じる理由とその対策について考えてみました。歳をとるにつれて時間が早く感じるのは周知の事実ですが、気づいたときにはもう遅いとならないように、同じような境遇の方にこの記事が役立てばと思います。また、限られた時間に注意を向けることがロコグローバルパーソンにとっての成長やキャリア構築にとっても重要ですね。今回は1.時間が早くたつ理由、2.時間を味方にするスキル。おまけとして3.時間についての名文について考えていきたいと思います。

始めに- いのち短し恋せよ少女 おじさんのいのちも短い

30代ぐらいまでは残った時間を気にしていろいろ思いあぐねるよりも、マインドフルネス時にその時その時を生きればいいと思います。それが特権でもあり、美しさでもありますね。また40代以降でも毎日が楽しい!と思いながら過ごしている人は時間を無駄にしているわけではなく、この場合もマインドフルネス的な生き方を実践しているのでうらやましいですね。ただし時間が短いことに対して大昔から多くの人が名言を残しているという事実から、やはり大多数の人は時間の短さ、無慈悲さを感じざるを得ないのが現実と思います。このブログの「TED Talksで学ぶ英語と人生の短さ」という記事でも紹介していますが、「時間はEvile(邪悪)だ」と言っていますね。私も過去の自分を振り返るととんでもなく時間を無駄にしてしまったなと言う気がします。

1.なぜ時間が短く感じるか 

いろいろな説がありますが、納得感があるのは経験値、心理的要因、生物学的要因(代謝)が関係するという説ですね。経験値というのは出来事を新鮮に感じるかどうかで、よく言われるのが子供は初めての経験が多く、脳の回路をよく使うので時間が長く感じるというものですね。2.の心理的要因はやはり嫌なことは長く感じます。単調な仕事や待ち時間など。一番興味深い理由が3.生物的学的要因(代謝)です。これは福岡伸一さんという生物学者の「動的平衡」という本で紹介されている内容です。ここでは時間の経過は細胞(タンパク質)の代謝のスピードと外界の時間の経過の差が出てくるため、と説明されています。つまり歳をとると代謝が遅くなり、体内時計が遅く進みます。しかし外界の物理的時間は同じスピードで過ぎるので、時間が早く過ぎるように感じる、外界時間についていけなくなる、ということですね。こうなると生物的な運命という感じです。この本は題名は難しそうですが、生物学を身近な事象と共に紹介されていて、とても良い本です。機会があれば書評を書いてみたいと思います。時間のスピードは止められないので、時間のつい買い方を有意義にすることが大事ですね。

2.時間を味方にするスキル

  • 時間が早く過ぎるのを恐れすぎない

まず、思考的に時間が早く過ぎことにくよくよしないことですね。ノッテいる時は当然時間は早く過ぎるし、そうでない時は遅いのですが、過ぎ去ってみればいずれにしろあっという間ですね。あまり無慈悲に過ぎ去る時間を気にせずに、やることに集中した方が良さそうです。いきなり唐の詩人の李白の話ですが、李白的には「時間は限られている、さあくだらないことは忘れて酒を飲もう!」になりまます。ただこの詩の本質はデカダンス的なものでなく、自分の充実した時間を過ごすという意味になります。まずは1日に有意義な一コマを作っていく、という点がスタートですね。私にとってはこのブログが拠り所だったりもします。

  • 最初から正しいやり方でやる(最短を目指す、PCDA)

仕事に限らないですが、時間を有効に使うアプローチも大事ですね。「正しいやり方」は当たり前のことですが、品質管理でよく出てきますのでやはり難しいのでしょうね。正しいやり方でやれば時間は節約でき、品質も安定します。ただ、何を目指すかを把握していないと正しいやり方もできないので、品質管理のISOで「製品実現」というコンセプトを使い、最初にどの様な成果物を作るかを決めておくことが必要ですね。また、どう正しくすすめるかですが、正しいやり方はいくつもあるので、PCDAを繰り返しながら正しいやり方に近づける努力は大事ですね。私の場合は分析するためにデータを集めている時、面倒なのでデータの修正をちょっとはしょったりすると最後に出来たものが使えないということがよくあります。

  • 優先順位リストをつくる(下位リストは無視する丹力)

これも時間を有効に使うテクニックのひとつですか、「することリスト(To do list)」というよりも、自分が考える価値の高い仕事や行動を優先するというリストです。漫然と仕事をするとどうしても依頼事項が先になったりしますが、仕事と自分のモチベーションをリンクさせることが時間を有効に使うためにも大事ですね。

例えば外国人とMeetingするなら異文化コミュニケーション、お客様に誤りに行くならクレーム処理スキルなどスキルを上げるための時間と考えれば有効に感じることができると思います。私は優先順にリストを作るときに、それぞれの仕事に自分のモチベーションとなるスキルのマークを書いたりしています。例えばグローバルコミュニケーションであれば(GC)と書いておくと「ああ、この仕事をやればグローバルコミュニケーションスキルが鍛えられるな」という感じです。また、難易度は高いですが、他人からの仕事は時には断る決断も必要です。承認欲求の呪縛からの解放ですね。

  • 同じようなことはしない

可能な限り新しいことに取り組むのも大事ですね。経験していないことでは違う頭の使い方をするので、時間の質は向上すると思います。「一度やった仕事は他人に振ってやらない」という人がいましたが、他人に仕事を振ることは事情によっては難しいですが、同じ仕事を繰り返す時間を新しい仕事について考える時間に使った方が有益です。この場合、考える作業が非常に重要ですが、小心者の私はPCの前で考えて手が動いていないと「仕事をしていないようにみえる」と気になったりします。同じように感じる方は紙にフレームワークをデザインするなどしながら考えましょう。これでそれなりに仕事をしてる様には見えますね。また、仕事以外でも楽器などを始めたりすると脳の神経回路が再構築されるとの話もあるので、新鮮な時間を使った感覚を得られると思います。

3.文学で考える「時間とどう向き合うか」

おまけ的に私が若いころ(18歳!)感銘を受けた「人生の短さ」に関する中国の古典文学を紹介したいと思います。私は大学時代は中国の文学を専攻してたので、先輩方がオススメの本など紹介してくれるのですが、その中に「中国文学入門」(吉川幸次郎著)という本がありました。この中で唐代の韓愈という人が書いた散文を読んで若い私は「これはカッコいい!」という印象をもちました。彼の書いた散文の多くは墓誌銘(墓碑銘)と言って亡くなった人の伝記を石に刻んでお墓に収める文章です。「この中で殿中小監馬君墓誌」という文章が紹介されいます。「馬さん」という方の伝記ですが、韓愈が若い時にある偉い方にお世話になり、その食事の席で同席していた息子さんの赤ちゃんがいました。この赤ちゃんがこの墓誌の主人公の馬さんです。つまり彼は馬家の3代(祖父、父、子)の死にあったということになります。彼はこの墓誌の結びで「私はまだ歳よりではないが、既に3代の死にあった。周りを見るに死が永遠に訪れないような顔をして過ごしている人たちがいるがこれはどういうことだろう」と結んでいます。この本では

「人久しく死せざらんと欲するも、而かもこの世に居るものを観れば、何かんぞや」

と漢文訳してあります。18歳で読んでいまだに覚えており、2度ほど本を買いなおし、最近再度本を買いましたが、このシブい文章が強烈だったのでしょう。ただ、感銘は受けてもそこから30年間は自分の時間管理までにはあまり役立くことはなかったようです。

まとめ 時間泥棒に気を付ける

有意義な時間も無駄な時間も早く過ぎますね。無駄な時間は長く感じたり、何かと時間を潰したり、時間に追われて仕事をしたり、逆に漫然と仕事をしたりで、時間の流れに翻弄されがちです。私の最近の時間の使い方、時間に対する向き合い方も微妙な感じですが、残された時間があまり多くないことは日々実感度が高まってきています。ここは考え方をリセットしつつ、日常をマインドフルネスに、モチベーションをリンクすることで過ごしていきたいですね。時間泥棒に時間を取られないようにしたいですね。

 

以上、「これからの時間との向き合い方」でした。

 

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