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「ゆるいしつこさ」のススメ-長続きするマインドセット

みなさんなにか毎日取り組んでいる習い事、学習はありますでしょうか。最近は先の見えない時代VUCA(ブーカ)などと呼ばれ、こんな時代を生き抜くためにも「学び」を推奨するメッセージがあちこちで見られます。ちなみにVUCAは(Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字を合わせた造語でもともと軍事用語として生まれたようです。また、趣味の領域でも語学や音楽など学んでいる方も多いと思います。さて、学びの進歩はいかかでしょうか?もちろんガンガンに取り組んでら次々とゴールを達成している方もいるとは思いますが、私も含めてなかなか続かない、進歩が無い、という方も多いと思います。今日はその悩みを「ゆるめに」解決するマインドセットを紹介したいと思います。

「ゆるく」続けることの大切さ

「虚仮(こけ)の一念岩をも通す」という言葉がありますが、才能のない私にとっては座右の銘のひとつです。「凡人でも愚直につづければ障害を乗り越え達成できる」という意味ですね。特に語学や音楽など才能が大きく影響する(と私が思っている)分野では才能のある人はそれこそどんどん吸収してすぐ「ハマる」状態になり、伸びていきますが、私の場合は残念ながらなにをするにも時間がかかります。小学校の頃からこの点については嫌という程思い知らされてきましたね。ということで私は「とにかくゆるく続ける」というスタイルで何十年と来ています。ブームが来ては去り、またブームが来るという状態で続けているだけですが、同じものを学習し続けているのでそれなりの成果はあります。昔から好きなことはほとんど変わっていないので、今でも学び途中です。今の社会はとにかく即効性を期待ますが、焦らないことも時には大事ですね。英会話で「一瞬で」とか「三か月で」話せるようになるという広告はそれほど山ほどありますが、にわかには信じがたいですね。

続かない理由とその問題点

理由はいろいろあると思います。時間がない、疲れて気力がわかないなど物理的身体的な面は特に年齢を重ねてくると乗り越えるのはキビシイですね。30代や40代であれば馬力で乗り越えるのもアリと思います。また、やっていることがどうもしっくりこない、なかなか気分が乗らないなど気持ち的な問題があると思います。

疲れを取り除くのはその環境下でできることをするしかないですね。例えば睡眠を十分確保する、暴飲暴食を避けるなど一般的な対策になります。気持ちが乗らない場合は、その対象が本当に今日興味があるのか、または他の原因(職場や家庭でのストレスなど)が作用しているか確認する必要がありますね。これらの原因を取り除くことも大事ですが、怖いのはできないまま続けることで自己嫌悪になったり、好きなことも嫌になったり、もっと悪化すると「自分は持続できない人間だ」ということが潜在意識としてすりこまれ、自己肯定感がなくなることですね。

解決策は「ゆるく続けること」

このような状況の中でできることの一つはマインドセットッです。つまり「毎日はどうせ無理」と考えてゆるく続けることをお勧めします。2、3日出来なくても、また戻ってくるねって感じで接するといいですね。たまにしか会えないお友達みたいな感じですね。1か月放置でもOKと思います。このようなマインドで学習を続けていれば少なくとも進歩はありますし、興味も継続できますね。このアプローチの場合、即効的にエキスパートになることは難しいですが、集中力が増幅するフローな時期が定期的に訪れるはずなのでそこで集中して学習するのもお勧めですね。このようにゆるめに続けると「継続できるマインド」が身につくと思います。

気負いすぎないことも大事

あまり「学ぶ以上その道に精通しなければ」という気負いも人によってはマイナスに働いていしまうと思います。  私は「いつか自分が玄人に慣れる分野があるはず」と信じていろいろ挑戦してきましたが、結局はそういうタイプではないので、仕事でも趣味でもジェネラリストを目指し「ある程度の専門性をいくつか持つこと」をモットーにしています。「自分の得意なことをいくつかかけ合わせて自分だけの秀でた部分をつくる」というスキルモデルがありましたが、同じような戦略です。ただこの戦略を提唱している教育実践家の藤原和博さんによると「100人に一人にのスキルを掛け合わせて100万人に一人の貴重な存在になる」ということですが、「100人に一人になるにはまず1万時間を投入」と言っていますので、これはなかなかハードルが高いですね。このブログの別の記事「 TED Talksで学ぶ英語と「20時間で学ぶ方法」で書いたように、この元になっている研究はトップレベルのエキスパートが実際に費やした時間なので注意が必要ですね。まずは基本的なスキルを、掛け合わせていくことでよいとは思います。

まとめ 「久しぶり、たただいま」なマインド

継続という言葉には何かしら武士道的な克己感を伴いますが、もう少しゆるく続ける道を選んでもいいかもしれません。ながく続けることで愛着が湧いてくると思います。NewsPicksが配信している ”The Update" というインターネット番組でもホリエモンが今後必要なスキルとして「しつこさ」を挙げていましたし、村上春樹もエッセイで何度もシステマティックにしつこい性格が今の自分を作ったといっています。私はこの2人のスケールと比べることはできませんが、結構粘着質で昔から興味のあること思い出しながらもやっています。ゆるく始めて頭の中の苦手意識を克服していくことで成果がぽつぽつ出てきてきますね。「結構自分でもできるもんだよね」と感じることができたら、今後も続けることができると思います。学習対象に対し「久しぶりー、ただいま!」という感じで接することがポイントですね。

以上、「ゆるいしつこさ」のススメでした!