グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

“ふつうの人”とグローバルをつなぐ英語と思考

「ふつうの人」が「できる人」から何を学ぶか?

ビジネス書やビジネス雑誌に登場する方々のプロフィールを見て、全く別の世界の住人と感じる人も多いと思います。これらの本や雑誌に登場する方々の多くが有名大学・大学院を卒業し、大企業や有名コンサルを経て、「一旦全体どうしたらこんなキャリアを歩めるのだろうか?」と思うような経歴を歩んできた人が多いです。もちろんたたき上げ的な方もいますが、 やはり一般的な印象はいわゆる「地頭がいい人」ですね。

「英語は全く駄目だったが、有名外資系証券会社に入社した 」、「その分野の経験は全くなかったが、有名コンサル会社に転職した」などの経歴をよく見かけますが、これはもう「地頭のよさ」のなせる業だと思います。「地頭の良さ」は、知能指数や学力ではなく 「頭の回転が早い」、「論理的思考能力が高い」、「発想力がある」、「コミュニケーション能力が高い」等、ビジネスに必須な用件ですのでさもありなんという感じです。

別の言い方をすれば、「頭のスペックが高い」という言い方ができますね。 高機能CPUやOSを搭載し、使えるアプリケーションがインストールされており、スペックの高い頭になっていると考えられます。

 

今回はこのような「かなりできる人達、ビジネス界のエリート達からどう学ぶか?」を考えてみたいと思います。彼ら(女性も含む)が実践する生き方、思考発想、アイディアなどは素晴らしいものがあり、モチベーションアップにもつながります。 しかしそれを実践しようとするとそこには大きな溝が横たわっています。時として絶望感や劣等感が生まれることもあるかもしれません。

常人離れした行動力を持つ人の本を読んで感銘を受けても、そのような働き方や生き方を実践できるのはわずかな人々でしょう。残りは「自分には無理だよね」で終わってしまう可能性が高いです。普通の人々にとって、このような本はビジネスエリートという非日常世界を覗き見るもので、誰でも実践できるノウハウを提供していることはほとんどありません。

では、どの様にこのような「かなりできる人達」の本から学び、モチベーションを得ることができるでしょうか?

まずエンターテイメントとして楽しむ

ビジネス本で有名な方の本にはいろいろな武勇伝が出てきます。例えば「メモの魔力」で有名な前田裕二さんの著書「人生の勝算」では「始発より早く会社に行くので自転車を使っていた。自転車のサドルが何度か盗まれたので、それからは立ちこぎで会社に行き、時間が節約できた。さらに夜遅くまで働く生活を送った」とか、「海外勤務の時に朝から夜まで働いているのでクレイジーと言われた」など、聞くぶんには面白いですが、自分自身で実践するには躊躇するエピソードが多く出てきます。まずエンターテインメントとして楽しんで読むことが大事ですね。

自分の身体とメンタルの限界を知る 

いくら尊敬する人でも、その人の方法をまねるのは危険な場合もありますね。このブログで何度か登場する大前研一さんは「起業をするなら何日も会社で寝泊まりする生活は当たり前」と書いていますし、実際そのような生活を実践してきたしてた人でもあります。またタリーズコーヒージャパンの創業者の松田公太さんも、会社立ち上げ時のメンタルや体力の限界に近い戦いを著書「すべては一杯のコーヒーから」で書いています。年齢、体力やメンタルを客観的に把握し、自分と相談しながら、すこしずつ 壁を突破するこほうがいいですね。ただ、あまり消極的になっても、人生にブレイクスルーは起きないので注意が必要です。

自分自身の価値観と照らしあわせる

人生を自分で切り開いてきた人たちの価値観と今の自分の価値観が同じなのか?を把握することは大事です。大前研一さんの本では「ほとんど家に帰らない、世界を飛び回ってた」という人生で、家族と過ごす時間はほぼなかったと思います。もちろんそのような背中を見せることで子供へ良い影響があると思いますし、家族と一緒にいることがかならずしも正しいとは限りません。しかし家族との時間を大事にするのであれば、 家族とキャリアを両立できるような生き方もあるはずですので、そこで妥協しないほうがいいですね。あるビジネス雑誌を読んでいる時に、いわゆる成功したビジネスパーソンの方が「 昔の子供の写真を見て、子供達がこんないい笑顔をしていたんだと今更ながら知ったが、当時は全く気付かなかった」と言っていたのが印象的です。

自分なりの地頭を鍛える

地頭のいい人達の頭のCPU、OS、アプリケーションのスペックが高く、圧倒的な行動力、アウトプット力を持っています。ふつうのビジネスパーソンとしては、まず自分のCPUやOSがどの程度なのかを把握して、後は自分が上手く動かせるアプリを入れていくしかないですね。アプリはリベラルアーツだったり、人とは違う経験だったり、一芸で「断然傾聴ができる」というものでもいいと思います。地頭は結局「CPU+OS+アプリ」の総合的機能なので、自分に合ったアプリをどんどんインストールして、シナジーを起こし、多様性のある思考やスキルを身につけることがこれらかは必要ですね。

まとめ-多様な成功と働き方の時代

20年から30年前は働き方も画一的であり 、ここで紹介したような方々の生き様が人生を切り開く数少ない方法の一つだったと思います。しかし今はゆるい起業やリスクの少ない複業などを推進する風潮があります。 さらに新型コロナウイルスというパラダイムを転換する事象も発生し、多様性を重視するいろいろな働き方が可能になってきています。 本をたくさん読むことは大事ですが、 本屋で並んでいるような人たちが書いた本を読む時には、エンターテイメントとして楽しむことを前提に、そこに垣間見る価値観・世界観を自分なりにファインチューンしていくことが大事です。有名な中国の古典の「 己を知り敵を知らずんば百戦危うからず」(孫子)にもあるように、まず自分と自分が生きている世界をしっかり認識することが大事です。自分のいる世界で通用する思考やツールを磨くことで、この世の中で他の地頭のいい人達ができない貢献ができると思います。普通のCPU・OS・アプリでも使い方次第で楽しい人生が送れるということですね。

 

以上、「「ふつうの人」が「できる人」から何を学ぶか?」でした。私は今回の記事に書いたようなことを自分に言い聞かせて、ロコグローバルパーソンを目指している次第です。