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あなたの大切な人は?-自分を大切することのススメ

「あなたは誰が大切ですか?」

と聞かれたら何と答えるでしょうか。

自分の家族、パートナー、友達など色々な答えが予想されます。

中には「大切なのは自分」回答された方もいると思います。その場合、その人が利己的なのでしょうか。

 ”Me ファースト!”のような人は利己的でわがままなのかもしれませんね。

ただ、自分を大切にしているという前提で回答した人は、人生の大切なポイントを押さえています。

今回は人生やビジネスキャリアを生き抜く上で大切なポイントである「自分を大切にする」という点を考えてみます。

今回このことを考えるきっかけになったのは「背筋のピシッとと伸びたおじさん」心理臨床学者のジョーダン・ピーターソン (Jordan Peterson) さんがフィーチャーされている動画 “CHANGE YOURSELF, NOT OTHERS" 「他人ではなく自分を変える」(動画タイトルは "Before You Give Up, Watch This”(投げ出す前にこれをみろ)です。 この動画でジョーダンさんは相変わらず切れ味鋭く本質を突いたメッセージを発信しています。英語の字幕あり、話の筋はわかりやすいほうです。英語の勉強もかねて聞いてみてください。

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「自分を大切にする」とは?-かわいい子には旅をさせよ

例えば「自分の子供や親しい友人を大切にする」とはどういうことでしょうか。単にあれことれとお世話するのもいいですが、ただ優しいだけではダメですね。人に幸せになってもらうためには、時には厳しいことを言わなければいけませんし、その人にチャレンジをして欲しいことも多くあります。例えば子供を大切にしたいなら、なにからなにまでお膳立てするのではなく、自主的に厳しめの環境でなにかに打ち込んで欲しいと思ったりします。

しかし、自分をお世話する場合は意外にダメ出しだけで終っているかもしれません。またはかなり過保護にしているのかもしれません。日本人は自己肯定感が低いとよく言われますが、これも自分を大事にしていない証拠でしょう。ジョーダンさんは「大切な人を慈しむように自分を大事にしなさい」と言っています。

自分との向き合い方-昨日の自分と向き合う

ではどう大切にしたらよいでしょうか?ジョーダンさんは「自分がどう大事にされたいか見極めなさい、自分のことを一番知っているのは自分です」と言っています。つまり「自分と向き合う」ことですね。

ジョーダンさんは特に「昨日の自分と向き合うこと」を強調しています。

昨日自分に起こった怒り、心配などときっちりと向き合い、今日という一日を少しでもよくすることです。この少しづつの積み重ねは価値が色あせることもなく、自分の中でどんどん積みあがっていきます。

余談ですが、アメリカでのモチベーションビデオを見るとみんな頭を抱えたり、心配そうな顔をして虚空を睨んでいます。自分と戦っているようなシーンが多いですね。

日本人の場合は怒りが外に向いているような気がします。例えば日本での従業員満足度調査などを見ると、よくここまで外に怒りが向くなというぐらい色々な外向きの怒りがあります。

これは私見ですが、アメリカ人の場合は個人的な責任というものがかなり重要視されていますので、その過程で個人的責任思考が育ちますが、日本の場合は全体主義的なので、外に怒りが向きがちなのかもしれませんね。

ビギナー向け自分を慈しむ方法 

「自分を大切にする」というテーマでいろいろリサーチすると、簡単なコツがいろいろでてきます。代表的なコツを簡単に紹介します。いろいろ工夫次第で思いつきそうです。

瞑想する

このブログでは頻繁に触れてますが、「瞑想」は自分を大切にする王道ですね。特にマインドフルネス瞑想は今に集中することで、様々な雑念から自分を守ってくれます。あまり即効性を期待せず、気長に少しづつ取り組みましょう。

掃除をする、手入れをする、片付ける

断捨離で自分を取り囲む雑多なモノ を片付けて、気持ちのいい環境を作ってあげることは効果がありそうです。私は整理が苦手ですが、在宅勤務が多くなり家で過ごす時間が長くなるに従い、部屋は整理できてきています。断捨離は無心になれることも利点ですが、ジョーダンさんの別の動画 ”Clean Your Room"(部屋を片付けなさい)で言っているように、部屋を整理するとその行動が思考を整理することに繋がってきます。

オールで自分の考えをメールしてみる

これはちょっと変則的コツですが、私は会社のメールでよくこれをします。例えば自分やその他何人かの人が直接の配信先としてメールが来て「この件についてご意見をお聞かせください」と書いてあります。自分の意見を返信する時に差出人のみに返すのではなく、全員にToで返信します。内容にもよりますが、会社の仕事に直接関係のない活動、例えば「ダイバーシティを促進するにはどうしたらいいでしょうか?」等のいわゆる一般常識的内容の場合、時として自分の意見が大したことがないように思えて、差出人だけに返信したりする場合が多いのではないでしょうか。もちろん会社の全員宛だとさすがに気が引けますが、10人くらいだと恥ずかしがらずに返信するのも自己肯定感を高めるための刺激になります。他人を気にせず、自分の意見を言うのはやっかいな承認欲求をコントロールすることにもなります。

まとめ-自分と向き合うのは道義的義務

ジョーダンさんが冒頭で「大切にするという行為は “Reciprocity”(レシプロシティ、返報性” という感情、行動を起こさせる」といっています。これはつまり「お返しがある」ことです。例えば友人に対して本当に良いことをすれば、友人もなにかあなたにしてあげたいと思い、それは自分に返ってきます。自分に対しても同じで、自分にいいことをすればそれは必ず自分に返ってきます。例えば私のこのブログもしっかり自分に返ってきています。自分を表現するというのも自分に優しくする一つの方法かもしれませんね。

また、この動画での重要なメッセージの一つとして「自分を大事にすることは道義的な義務である」”moral obligtion” があります。ただ単に大切にしたほうがいいという一般的な常識からではなく、最終的には自分の義務であるということですね。

おまけ-役に立つ英語表現と英単語

自分自身を大切にするために何かを学習するということももちろんいいですね。自己肯定感が高まります。英語を勉強するのもいいです(笑)。動画よりいくつかの役に立つ英語を紹介します。

  • “You should figure out how you should be treated.”  「あなたがどう大切にされたいか、見極める必要があります」:”figure out” は頻出イディオムで「見つける」ですが、”find" よりも「考えて見つけ出す」という語感が強いですね。”how” で繋げればいろいろな表現ができます。”I should figure out how to make my life better” などですね。
  • “We are fragile.” 「我々は壊れやすい」ですが、「我々の感情はもろい」という意味です。この ”fragile” は「モノが壊れやすい」場合にも使えます。精神的にもろい、傷つきやすい、脆弱である場合は ”vulnerabl” がよく使われます。両方とも発音が少し難しいですね。
  • “Things would be just an increment better.” 「物事は徐々に良くなっていきます」: ”Increment” はコンピュータ用語としてよく使われるようで、その場合「増大」という意味です。この動画では ”incrementally”「徐々に」という意味です。非常よく使われます。 

以上、自分を大事にして昨日よりも少しづつ自分自身にやさしくしていきましょう。「自分孝行、したい時に自分はいない」かもですね。

 

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