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DX時代の文理格差 − 文系は生き残れるか?

デジタル時代では新しい理系・文系という格差社会が生まれるのでしょうか?

今回はこれから加速するデジタル時代で文系が生き残る術をお伝えします。

 

今は就職にも理系が有利な世の中となっています。 

また、ビジネスでもデジタルトランスフォーメーション(DX)は無視できないキーワードとなってきます。

 

しかしながら・・・

多くの人が DX 時代では何らかの変化を強いられることになると感じています。

それは DX 時代で生き残ることができる?かという危機感です。

 

また、仕事に求められているものも変わります。それは理系的視点・思考です。 

つまりDX時代との親和性を育てておくことが大事になってきます。

 

内閣官房参与であり、数量経済学者の高橋洋一先生はよく頭の官僚を「ド文系で頭が悪い」と言ってこき下ろしています。文系人間にとってはショックな言葉ですね。

 

そんな肩身が狭い文系ビジネスパーソンが DX 時代を乗り切るために、理系とのコラボ思考が必要となってきます。

 

 

理系とのコラボ思考

私はバリバリの文系です。しかも古典文学系です。

就職には全く役に立ちませんでした(笑)。

 

今の職場は幸い理系な人達との交流があり、彼ら(彼女ら)から多くの学びを得ています。

 

 随分前に私の当時の上司が「この会社で理系の人達は本当に(本に書いてあるような形で)PDCA というプロセスで考えている。ちょっと新鮮ですね。」と言っていました。

この時から彼らの仕事ぶりや考え方を注意深く観察してきました。

 

ただ文系の私は理系脳にはなれません。

そこで「理系とコラボして美味しいとこ取りをする」という戦略をとりました。

そうすると世界も違ってきました。

 

押し寄せるDXという黒船

文系の仕事の代表と言えば営業や事務です。

DX時代の波は文系職にもすでに押し寄せてきています。

 

例えば営業の場合、新しい製品にAI が搭載され、その利点を顧客に説明する必要があります。 

事務職も膨大なデータを管理し、分析することが求められるようになってきています。

 

一方で理系はどうでしょうか?

理系の仕事の代表といえば品質管理、製造、開発などでしょう。

 

ただ、このような仕事でも最近は文系的アプローチの大切さが強調されています。

例えば品質部門での問題解決には、哲学的・論理的アプローチを使う必要があります。

開発部門では顧客営業からのインプットをアイディアに転換させる発想力が必要になります。 



DXという新しい格差時代の「クロスボーダースキル」

つまり、文系・理系という分け方自体が古い考え方になってきています。

ビジネスにおいては文系と理系のクロスボーダー化が起きつつあります。

 

とはいっても文系的素養・理系的素養というものは存在します。 

では文系ビジネスパーソンが DX時代で生き残り、キャリアアップするには何が必要でしょうか?

 

理系の知識や思考と仲良くなる「クロスボーダースキル」ですね。

発想やシナジーという点から見ても「違う思考・発想」を取り入れることが大切です。

その違いが大きければ大きいほどシナジーは大きくなります。

 

生き残るための三つのポイント-理系とお友達になる

どうすれば理系的思考・知識に触れることができるでしょうか?

それは理系と親しくなり、理系世界を旅してみることです。

 

巨大企業でもない限り、理系の人と文系の人が出会う機会は多いと思います。

文系の人が理系の人からいいとこ取りができる実践的ポイントをいくつか紹介します。

ただ、お互いギブアンドテイクになる関係が前提ですね。

 

理系に文系の外付けハードディスクになってもらおう

彼らの仕事内容を聞いてみましょう。同じ会社で仕事をしていれば、彼らの仕事内容について興味があると思います。また、普段は素通りしてしまう分野についてプロから学べる良い機会になります。

色々聞かれることで、理系の人達にとっても新しい気づきがあるはずです。

 

理系目線でのハイコンテクストコミュニケーションを心がけよう

敢えてステレオタイプな言い方をすると、理系とのコミュニケーションはデータ、仮説、結論というハイコンテクスト的な文脈が基本です。

そこで理系とのコミュニケーションのズレを修正するために文系でも入りやすい入り口があります。

 

品質管理の手法の「QC七つ道具」の基本的考え方を理解することです。

まずはパレート、 特性要因図、散布図だけでいいです。

これでデータを前提とし、「理系っぽい」コミュニケーションが可能になります。

 

DX的話題に親しみましょう-好き嫌いしない 

日常的に科学やテクノロジー系の話題をしてみましょう。

 理系の人の違う角度からの考え方に触れましょう。新型コロナウイルスの発生時に、理系の人が「インフルエンザと同じようなコロナウイルスなのでそれほど心配する必要がない、なぜな感染率とは・・・」と話してくれました。その真意はさておき、説得力はあり、「このような日常的な事象にもやはりこういう考え方するんだ」と興味深く感じました。

 

まとめ-右脳左脳を自由自在に行き来するスキルが大事

文系と理系はクロスボーダー的に刺激し合って成長していく姿が理想的です。

そんな中で個人でも右脳と左脳を行ったり来たりすることが必要となってきます。

 

ただ、文系は左脳があまりトレーニングされていません。

逆な意味でいえばまだ未開の地 という見方もできますね。

 

一昔「リケジョ」という言葉が流行りましたが、女性だけでなく文系人間にとって理系の人は頭の良い、選ばれた人と言う気がします。

確かにGAFAなど超成功してる人たちは理系の出身の人が多いですが、一方で実践型、発想型とういう特徴もみられれます。 

 

今、”STEM”(ステム)というアメリカで開発された子供向け学習システムが注目されています。Science, Technology, Engineering & Mathematics の教育にフォーカスしたものです。

最近はこの ”STEM” にAを足した ”STEMA” という教育をシステムがあります。

AはART(芸術)で、芸術的視点で発想力を高める教育です。

当然ARTだけに限定する必要もなく、 文系的な学問である哲学、社会学、経済学、文学なども含めて重要になってきます。

 

ビル・ゲイツ、マーク・ザッカバーグ、ラリー・ペイジ(Google共同創業者)らの愛読書に理系の本がそれほど多くないことからも、理系の知識だけが大切ではないことがわかります。

 

右脳と左脳は仲良く並んで頭に納まっていますが、そこを行ったり来たりして発想力を生み出すことがは大事ですね。

 

「DX時代の文系のサバイバル術」はこの右脳と左脳の往来をスムーズにすることです。

どんどん理系な人々と話してみましょう。

そうすることで今の仕事だけでなく、キャリアプランに新しい気づきを与えてくれるはずです。

 

理系的視点・思考に親しみ、文系人間もDX時代を賢く生き残りましょう!

 

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