グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

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就職・転職に役立つ外資系の流儀-特徴・適性・スキル流儀

就職活動や転職活動で「外資系企業」という言葉が一度は頭に浮かんできた方は多いと思います。ただ外資系企業と言うとなんとなくイメージはあっても実態はよく分からない点が多いですね。

 

今回の記事は下記のような方にぜひ読んでいただければと思います。

  • 外資系企業への就職や転職を考えており、外資系の実態を知りたい
  • 自分の適性が外資系企業に向いているか知りたい
  • 外資系企業でどのようなスキルを手に入れることができるか知りたい 
  • グローバルビジネスでどのような人材が求められているか知りたい

 

今、外資系企業を選択する合理的な理由

これからはグローバル的な人材が求められる時代です。 

外資系企業を経験すると、グローバル人材のためのスキルが育ちます

世界で主流の働き方や会社の考え方を知ることもできます。

そんな外資系企業を就職や転職先の一つの候補として視野に入れてはいかがでしょうか?

 

外資系というと「合理的」「スピード感がある」などのポジティブな面がある反面、「英語ができないダメ」とか「すぐクビになる」というネガティブなイメージを持っている方も多いですね。

ただ、当たり前ですが。合理的でなくスピード感もない外資系企業もありますし、従業員のほとんどが日本人で、日常業務で英語を使わない外資系企業も多くあります。

 

そう考えると外資系も選択肢に入ってきます。自分のやりたい仕事内容であれば、あとは自分の適性に合っているかで判断することになります。 

まずは外資系企業の日本における実態を確認しておきましょう。

 

日本での外資系企業の実態

経済産業省の統計データーが役に立ちます。以下の経済産業省のホームページを参照にして外資系の実態を要約しました。https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/gaisikei/index.html

 

この統計データでは調査対象となる外資系企業は「外国投資家が、株式又は持分の3分の1超を所有している企業で・・・」と色々な条件によって定められていますが、ざっくり「海外に本社がある企業」と考えておけばいいでしょう。 

第 53 回外資系企業動向調査(2019 年調査)の概況によると2018年の実態は下記の通りです。

  • 外資系企業数:3287社
  • 国別割合(社数):ヨーロッパ系 1,421、アジア系 900、アメリカ系 760
  • 地域(社数):東京 68.1%、2,240、神奈川 10.2% 335、大阪 4.9% 161、愛知 2.5% 84
  • ビジネス概要:売上高、経常利益、設備投資額ともに増加傾向、新規参入もほぼ横ばい。今後の展開は現状維が多い。

あくまで一般的な調査ですが、当面は外資系企業の進出ペースは変わらないでしょう。

 

外資系の特性・適性・得られるスキルは?

外資系といっても誰でも知っているような英語が公用語の有名企業から、日系企業の文化が色濃く残っている企業(買収された企業など)など様々です。ただ、基本となる経営スタイルには日本企業にはない特徴があります

 

今回は三つの特徴「スピード感・実行力重視」「変化をしていく意思」、「トップダウンできまる」に絞り、それぞれ「外資系の特徴」「自分との適正」「学べるスキル」という点からまとめてみました。

 

スピード感・実行力重視

特徴:価値を生み出すと思われるアイディアがすぐに実行されるスピード感があります。逆に言えば流行り物に弱いです。例えば私の勤務先ではダイバーシティ&インクルージョンなどはすぐ導入されました。ただ、そのままお蔵入りになるプロジェクトもかなり多いですね。

スピード重視なので失敗する事もよくあります。やってみてPDCAを回していく、失敗をしながら成功に向うスタイルですね。よく走りながら考えると言われますが、これも一つの特徴でしょう。 

自分との適正:フットワークが軽い人は向いています。日本人の場合は良くも悪くも慎重なので、 手探りしながら物事を進めることにストレスを感じる人は難しいでしょう。

学べるスキル:スピード感をもって物事を進める「実行力」が得られます。また失敗を恐れない、立ち直りが早いというマインドやPDCA を回す力も育ちますね。

 

変化をしていく意思

特徴:「会社は変わっていくべきだ」というマインドは強いです。現実主義で、慣習の重視や現状維持は嫌われます

つまり働く個人にも柔軟な変化が要求されます。環境が変われば戦略も変わることは当たり前ですから。

朝令暮改と言うと聞こえが悪いですが、環境・状況・トップによって戦略などが変わるのが普通です。こよってトップの方針がしっかりしないと、現場は右往左往をすることにはなります。

自分との適正:気持ちをしっかり切り替えることができる人、能天気な人が向いています。人は変化にストレスを感じます。あまり正義感の強いタイプ、ビシッと筋を通したいタイプは首尾一貫がないと感じ、かなりストレスを感じると思います。

学べるスキル:自分が変化に対応するだけでは片手落ちです。その変化を最大限に利用しようとすることで「色々な視点から見る力」を育てることができます。また、管理職の場合は「チームに変化の必要性を理解させ、それを実現させる」チェンジマネジメントスキルが身に付きます。

 

トップダウンで決まる

トップからの明確な指示に従い運営され、業務が指示されます。つまりやらされ仕事が多いが、トップから言われたことに価値を見出し、行動することが評価されます。自分の守備範囲はきちんと決まっており、命令系統は日本よりも軍隊的ですらあります。

ただ、やはり子会社なので自分の裁量がないことがデメリットです。日本のマーケットシェアにもよりますが、 従属的な位置づけです。 

自分との適正:割り切ってトップや上司からの意図を汲みとって仕事ができる人が向いています。所詮は子会社なので、自分の裁量でやりたいという人には向いていないでしょう。また、日本人の美徳のように何も言わず我慢してやるのではなく、建設的なコミュニケーションをとりながら進めれる人が向いています。

学べるスキル: 「過度に会社に期待しないスキル」、「指示仕事をやりがいに変えれるスキル」。これをスキルと呼ぶか微妙ですが、大事なマインドです。日本では自分の会社を国内外の超有名企業と比較してしまう人が多いです。自己責任で自分を成長させるスキルが身につくと思います。

 

外資系企業の日本に対する思い

外資系企業の特徴を知り、自分の適性も分かりました。しかし相手(外資系企業)が日本に抱く思いも把握しておく必要があります。 相思相愛になるためには相手の気持ちを理解することも大事ですね。

 

外資系企業の想いは、身も蓋もない言い方をすれば「日本は面倒なところだがまだ儲かる可能性がある」というところでしょう。

冒頭に紹介した経済産業省の「外資系実態調査」では日本参入の魅力と障害について取り上げられています。注目すべき点は参入障害の「人材確保、グローバルに対応する人材の採用が難しい」という点です。

日本で事業展開する上での魅力は、「マーケットとしての魅力」が最大。

日本で事業展開する上での魅力は、「所得水準が高く、製品・サービスの顧客ボリュームが大きい」が最多(62.4%)。「インフラが充実している」(46.7%)、「製品・サービスの付加価値や流行に敏感であり、新製品・新サービスに対する競争力が検証できる」(46.0%)が続く。

 

日本で事業展開する上での阻害要因は、「人材確保の難しさ」が増加。

日本で事業展開する上での阻害要因は、「ビジネスコストの高さ」が例年通り最多の回答(71.9%)を得ているものの、回答割合は年々減少傾向にある。一方で次点となった「人材確保の難しさ」の回答割合(57.6%)が、年々増加傾向にある。

私たちがロコグローバルな人材を目指す理由がここにありますね。

 

まとめ-外資系で働いて良かったポイト3つ

  1. グローバルなビジネスのアプローチを肌感覚で学べることですね。少なくとも日本企業にいるよりは、日々変化しているグローバル経済の中で仕事をしている感覚はあります。また、多様な価値観のもとで仕事ができます。
  2. 大人な対応が身に付きます。日本の会社で働いてると、どうしても「会社・上司が自分を守ってくれるべきである」というマインドが先行してしまいます。外資系企業ではでは大人としての自己責任が問われます。自分で判断する習慣もつきますね。
  3. ロコグローバル 人材として育つことができます。外資系企業が日本への参入障壁としてあげている人材確保という点です。外資系企業を経験することで外資系企業の特性に合った行動ができ、自分を育てることができます。日本にいながらグローバルに通用する人材になることは大事ですね。

 

私のような中小外資系企業の社員でも、今後の日本のグローバルビジネスにおける立ち位置については不安を感じることが多いです。

私は日本での外資系で13年以上、日本企業のアメリカの子会社(アメリカから見たら外資系)で5年ほど働きました。どちらから見ても日本はちょっと特殊ですね。もちろん勤勉性などいい面も多くありますが、内向き傾向は確かです。「ゆでガエル」にならないために、一度、外の世界を日本にいながら経験することをお勧めします

 

グローバルビジネスの中での日本のビジネス人材の存在感を示していきましょう!