暫くブログの更新ができていませんでしたが、腰痛と風邪のダブルパンチでなかなか気力がわいてきませんでした。昔、「気は病から」と友人が言っていましたが、体調不良が当たり前な50代以降は気力をいかに保つかが大事ですね。
今回は新型コロナウィルス関連の基本的英語を題材に、「共通の分かりやすい話題」というポイントから使える英語を紹介します。
「共通のわかりやすい話題」から英語を始める理由
「共通のわかりやすい話題」がポイントになる理由は、話す話題についてお互い共通認識や知識があり、単語さえ理解しておけば相手に通じやすいからです。
これは英語が流暢でないエンジニアなど専門職の人が、海外のエンジニアと専門的話題について会話ができること同じですね。
「共通の話題」は英語ニュースで
次に「共通の話題」をどう見つけるかですが、まず思い浮かぶのがニュースです。英語ニュースを英語の勉強に利用している方も多いと思います。
ただ、ニュースの題材をうまく選ばないと、あまり役に立たちません。日本でも海外でも報道されていて、一般的な話題がいいですね。
最近のグローバルなトップ話題はCOVID-19ですね。まさに世界中の人が同じような心配をして、同じようなニュースを聞いています。明るい話題ではなくて残念ですが。
このような共通の話題に関する英語ニュースであれば理解もしやすいですし、会話する場合もぐんとハードルが低くなります。
今後しばらくは新型コロナウイルス関連の話題はグローバルな関心事となります。
こんな時にこそ関連する英語を覚えておくと、使える英語の学習に繋がります。
では次に基本的な新型コロナウイルス関連の英語を例文とともに紹介します。
また、単語を変えれば仕事にも応用できる簡単な文章にしました。実際にニュースでもよく使われる表現です。
英語のNewsでよく使われる単語・表現11
- virus 「ウィルス」
- 超基本的な単語ですが、発音が「ヴァィルス」のように聞こえます。Vで始まる単語の発音は同じような単語を聞くとすぐに慣れることができます。
- 例文: It is very important to prevent the spread of new virus infection.「新しいウィルスの感染拡大を防ぐことがとても重要だ」
- infection 「感染・伝染」
- 動詞や形容詞で使われることが多いです。infect「感染する」、infectious diseaseで「伝染病、感染症」です。「強い感染力」は High infectivityとなります。
- 例文:Many people in Japan have been infected.「多くの日本人が感染している」
- vacussin 「ワクチン」
- スペルも微妙に難しいですが、 発音が意外に難しいです。「ヴァクシーン」のように聞こえるので、発音をとアクセントを注意しておきましょう。動詞としても使えます。
- 例文:Elderly poeople must be vacussinated first. 「高齢者は最初にワクチン接種を受ける必要がある」
- 例文: The vacussination has just started in Japan.「ワクチン接種は日本で始まったばかりだ」
- state of emergency 「緊急事態宣言」
- declare 「発令する」と併せて使われることが多いですね。
- 例文: Japan government declares state of emergency for COVID-19.「 日本政府は新型コロナウイルスの緊急事態宣言を発令した」
- lift 「解除する」
- 「緊急事態宣言を解除する」という時に使われます。以前インド人の上司から「日本では緊急事態宣言はリフトされたの?」と聞かれて一瞬「?」となりました。遮断機が上がるというイメージだとわかりやすいですね。
- 例文: Tokyo may lift the state of emergency this weekend.「東京は緊急事態宣言を今週末に解除するかもしれない」
- variant 「変異種」・variant strain 「変異株」
- vary(変化する)から派生しています。 イギリス変異種は United Kindom variant と呼ばれています。variant も variant strain も多くニュースに登場しますが、一般的には同じようなものと覚えておけばいいでしょう。
- 例文: Many cases of coronavirus variants have been confirmed.「多くの変異種の感染が確認されている」
- genome「ゲノム」
- この単語を見れば「ゲノム」と気づく方も多いと思いますが、会話の中で出てくるとまずわからないでしょう。なぜなら発音が「ジーノム」 と聞こえるからです。一度発音をチェックしておきましょう。
- 例文: Viruses replicate their genome. 「ウイルスは自分のゲノムを複製する」
- dose 「投薬・服用量・投薬量]
- ニュースでは 2nd dose「2回目の投与」などと使われています。over dose「過剰摂取・過剰投与」はよく耳にすると思います。
- 例文: We expect the 1st vaccine dose around September. 「最初のワクチン接種は9月に行われるだろう」
- confirmed case「感染が確認された事例」
- 直訳すると「確認されたケース」という意味ですが、この場合は「感染が確認された事例」なります。
- 例文: That was 1st confirmed case in Japan 「それが日本で最初の感染確認事例だった」
- Herd immunity「集団免疫」
- herdは動物などの「群れ・集団」で、人間にも使えます。
- 例文: We really don’t know when we get herd immunity.「集団免疫をいつ獲得できるか全くわからない」
- vaccination, masking, physical distancing「ワクチン接種、マスク着用、ソーシャルディスタンス」
- 日本語では当たり前な言葉ですが、英語でいざ言おうとすると難しいですね。単語として覚えておきましょう。
- vaccination, masking, physical distancing are very important.「ワクチン接種、マスク着用、ソーシャルディスタンスはとても重要です」
まとめ-「共通な話題」で全体をつかむ力をつける
このように世界共通の話題で基本となる単語を押さえておくと、おおよその話の内容をつかむ力が育ちます。これはビジネスシーンに限らずどんな場面でも大事なスキルですね。
概要がわかれば、話の中で何かポイントになっているかも分かりやすくなり、英語の洪水の中でも迷子になる確率が低くなります。
さらにそれらの単語を使って自分の意見を主張できる簡単なパターンを作っておくと、話にも参加することができます。
内容さえつかんでいれば多少文法や発音が怪しくても、なんとなく察してくれる可能性も高いです。
今回紹介した11個の英単語、英文だけでも知る前と後ではコロナウイルスの英語ニュースを聞いた時の理解度が大きく変わってくきます。少なくともこれらの単語が耳に入ってくる可能性も高くなります。今まで耳に入ってこなかった英語が拾えるようになると自信に繋がりますね。
是非ニュースなども聞きながら英語を確認し、コロナウイルスの話題になった時は注意深く耳を傾けて、機会があれば日本の状況などコメントしてみましょう。
英語学習の最初の第一歩になると思います。