グローバル人材を目指す英語と思考のブログ

“ふつうの人”とグローバルをつなぐ英語と思考

自分の人生に言い訳しないために-80対20の法則

最近は周りから「もう半年終わってしまった」、「1日バタバタしてたらあっという間」、「仕事と子育でクタクタ」というコメントが聞こえてくることが多くなりました。いくら便利な世の中になったとはいえ、訳が分からないうちに時間は過ぎてしまいますね。「いつかこの状態は落ち着くはずだから、その時に時間をとってじっくり考えたり、好きなことをしよう!」と毎日をやりくりしている人も多いと思います。ただ、流れに身を任せていてもこの状況は変わりません。このような状況で必要なのは「価値が高く、優先度の高いものを選別し、時間(リソース)を投入すること」、「価値の低いものはやめる、しないこと」、「価値が低いがどうしても必要なことは可能な限り効率化すること」が必要になってきます。ここで役に立つのが「パレートの法則」や「80対20の法則」です。

ということで、今回は「80対20の法則で人生をより価値のあるものにしよう!」という内容でおおくりします。

「パレートの法則」と「80対20の法則」の違い

前回の記事「パレートの法則-必ず役立つビジネススキル」で書きましたが、再度シンプルに説明すると「全ての事象においてその2割が8割の結果を生み出している」という統計学から導き出された法則です。よくある例が「商品の2割が8割の売り上げを生み出している」ですね。

ただ、パレートの法則は事象を説明する法則で、この法則自体が物事を解決するツールではありません。よって事象(何が起きているか?)を把握した上で、次の行動をに移る必要があります。ここで登場するのが「80対20の法則」です。この法則はほぼ「パレートの法則」と同じに使われることが多いのですが、「80対20の法則」は「最大の効果を得るための思考ツール」に近いです。

 

www.beglobalperson.com

 

「80対20の法則」が人生に役立つ理由

このツールを使うメリットは次の三点です。

1.「人生について何が重要か?」を考える機会を与えてくれる

「自分にとって何が価値があるか?何がしたいか?何を優先すべきか?」など、少なくともこの重要な問いについて考えるきっかけを与えてくれます。自分に「忙しいから」と言い訳ができなくなります。

2.人生の方向性を修正するツールになる

ある程度なにが価値があるかが分かっていても、最短距離でゴールに進めるとは限りません。忙しい毎日でゴールを見失いそうな時、軌道を修正してくれる羅針盤として役立ちます。

3.時間の使い方を(少なくとも頭の中で)可視化できる

短縮できる時間は効率化したいですね。例えば家事に使う時間や、だらだらしている時間は一度数値化可視化してみるとかなりの時間を使っていることがわかります。

「80対20の法則」への実行ステップ

ではこの法則をどう実行していくかを具体的にみていきましょう。

1.何が重要か?について考える

「自分の人生にとって何が大事か?」をまずは時間を取って考える必要があります。家族、仕事、趣味、 自己実現など・・・、考えた結果を書き出すとから始めます。何もない場合は、自分がどのような時に幸福感を感じるかを考えてみるといいですね。

2.何に時間を使っているかを書き出す

1か月などある程度の範囲で自分が何に時間を使っているかをすべて書き出します。この時に重要度に従いグループ分けをしておきます。 エクセルなどの表計算ソフトを使うと便利ですが、最初は紙に書きだすくらいでいいでしょう。

3.並び替え、仕分けする

価値の高い順番(本来優先度が高い順)に並び替え、使っている時間を合計します。時間を投入するに値する日々の活動(家族との時間、運動、勉強・・・)、できるだけ時間を節約したい活動(家事、通勤・・・)、 できればやめたい活動(だらだらスマホやTV・・・)をグループにし、どれくらい時間を使っているかをみてみましょう。

4.価値の高いものに時間や労力を投入する方法を考える

「80対20の法則」の基本的役割は上記3まです。価値の高いものにどうしたらより時間を配分できるかは、自分で考える必要があります。節約したい活動は効率的な時間の使い方を考え、やめたい活動は思い切ってまず一度やめてみることが大事ですね。 「やめてみる」ことは難しいですが、これができるようになると後人生が変わってきます。

「80対20の法則」の実行と注意点 

「善人の罠」

この言葉は「ずっとやりたかったことを、やりなさい」(著:ジュリア・キャメロン)で使われています。「いい人であるべきという呪縛にとらわれない」ことです。例えば自分がやりたいことがあり、家族との時間を多少犠牲にしなければいけないのであれば、その事について罪悪感を持たないようにすることです。これは程度問題で、仕事でもプライベートでも日頃からのコミュニケーションがうまくいっていれば、きちんと伝えることでサポートは期待できると思います。

今の自分を正当化しない

これは「善人の罠」の鏡ですが、例えば「お父さんで一日中子供と遊んでくれる」という場合、「自分を犠牲にして子供と遊んでいる自分に満足する」しているのか、「本当に他にはやりたいことがないのか?」を考えてみることは大事です。 滅私奉公をしていると、それが自分の存在価値を正当化してくれるので、そこに安住している限り自分の生き方が間違っていても正当化ができてしまいますね。

突き詰め過ぎない

人生の目標は空想や妄想をするイメージで考えるといいですね。哲学的に探求し過ぎると「人生とはなにか?」に対する答えが出ないことにストレスを感じるようになります。時間の配分についても、1日単位でうまく時間が使えない場合もあります。あまり罪悪感を持たないようにしたほうがいいですね。

80対20という割合にこだわらない

ビジネスの場合は「2割の商品で8割の売上を生み出している」というわかりやすい例があります。ただ 2割や8割という数字にこだわりすぎると本質が見えなくなります。また、価値の高いことに8割の時間を使っていても、効果はすぐに出ないことは多くありますね。

まとめ-人生を見つめなおすツール

「80対20の法則」で人生や日常を価値あるものにするためには、切り口をしっかり確認しておく必要があります。

何か特別な目標を達成したいのか、日々泰然自若と過ごしたいのかでも大きく変わります。家族やパートナーの環境によっても違ってくると思います。

まず、「80対20の法則」で自分の時間がどのような対象にどの程度使われているかを可視化してみましょう。自分が日頃何を大切にしているか、将来何を後悔してしまいそうなのかを考えるきっかけになると思います。

また、ある程度大切なものが見えてきたら、時間の効果的な使い方を考え、ゴールを見失わないように軌道修正をするツールとして役立ちます。

自分が優先的に時間を使いたい事が決まったら「善人の罠」に注意し、家族やパートナーの優先度や価値観を尊重し、コミュニケーションをとってみましょう。お互いをサポートできるようなコミュニケーションができれば思いは伝わるはずです。

私の場合、以前は週末の早朝のみがブログが書ける時間なので、「家族が起きてくる前にかかないと!」という焦りがありました。今は週末の適当な時間にちょっと時間をもらってブログを書くことができています。 結果的に家族との時間も確保しながら、ブログを書く時間も増えて満足しています。

 

【参考図書】

「80対20の法則」について書かれた書籍「人生を変える 80対20の法則」(リチャード・コッチ著)は、ビジネスシーンでのパレートの法則の活用法主ですが、日常生活に応用する方法についても触れられていいます。多少「成功しているイケイケのビジネスパーソン的」なトーンで書かれていますが、もっとこの法則を深堀りしたい方にはにはお勧めです。

新版 人生を変える80対20の法則

新版 人生を変える80対20の法則