ロコグローバルパーソン

“ふつうの人”とグローバルをつなぐ英語と思考

2022-01-30 雑記ブログ「オジラルアーツ」始めました。

おじらるアーツ

「転職のススメ」という人材育成

管理職やリーダーにとって、部下やチームメンバーの育成は大事な仕事ですね。その中でもモヤモヤ感を抱えたまま仕事をしている部下やチームメンバーの育成は頭が痛い問題です。今回はそんなモヤモヤ感を抱えているモヤモヤさんへ転職を勧めることで、マインドセットを促す人材育成の方法についてお話ししたいと思います。

モヤモヤ感満載な部下

モヤモヤ感のある人は私生活もなにかと忙しく、仕事に対しモヤモヤ感をいつも抱えています。1on1ミーティングや日々のコミュニケーションを通して語られる内容は「考える暇がない」、 「いつも追われている気がする」、「やりがいが感じられない」などモヤモヤ感があるコメントがほとんどです。
モヤモヤ感のある人は何かに原因を求めます。モヤモヤ感の多くは仕事に原因を多く求めていることが多いと思われます。このような場合、往々にして本人にその自覚がなくても、ネガティブオピニオンリーダーや野党勢力になり、チームワークに徐々に悪影響を及ぼします。 もちろん本人のためにもならず、何かあるたびに仕事のせいだというマインドが作り上げられていきます

転職を勧めてみる

モヤモヤ感のある人たちは今の仕事に満足してないので、転職を考えているが、実際には着手していない場合が多いです。ここでモヤモヤ感の打開策として一緒に転職を考える提案をしてみましょう。実際にどのような転職先があるのか検討するのももちろんですが、職務経歴書を書くこと、また社内の他のポジションの紹介、どんな条件で働きたいかを明確にするなど、転職をサポートしてみましょう。

予想される結果

モヤモヤ感を仕事と結びつけている傾向が強い場合、モヤモヤさんの希望する条件ではそうそう仕事がないことが分かるでしょう。その時初めて今の仕事を客観的にみることができます。もし本人が希望する条件で仕事があれば、転職されてしまいますが、ネガティブな気持ちのまま仕事を続けるより、双方にとって良い結果になります。実際のリアルな市場に向き合って、今の自分の仕事や会社を俯瞰してみることで、「今の仕事も悪くない」、「もう少し前向きに仕事をしてみよう」とマインドセットすることができれば成功です。

転職を勧める際のポイント

まず、話すタイミングに注意する必要があります。本人の気分の落ち込みが激しい時に話すと逆効果になる可能性もあります。業務量の少ない時などがベストでしょう。
次に相手の転職を本気で考えて、転職のアプローチについてアドバイスしてあげるスタンスが大事です。
また、転職を勧めるというのは退職勧告にも受け取られることがあるので、関係があまりよろしくない場合は控える必要があります。
最後に一度だけでなく、嫌味にならない程度の頻度でフォローすると良いでしょう。

まとめ-人材育成の一つの方法として使う

転職活動に着手することを通して、「今の仕事もそれほど悪くない」とマインドセットできるとベストですね。本人のキャリアプランのレビューにもなります。また、「本当は何が問題なのか?」という本質を考える機会にもなります。最悪の場合、転職になったとしてもモヤモヤ感を持ったたまま仕事をして不満を募らせていくよりも、本人やチームにとってもいい結果になるでしょう。一番怖いのは「絶えず仕事のせいにする」ことが無意識に習慣化されることです。

そのためには転職という「諸刃の剣」のアプローチを使って客観的に「リアルマーケットと自分の人材価値」のバランスを肌で感じてもらうしかないでしょう。ただこのアプローチをとるときには、本人の精神状態が比較的安定しているタイミングで、親身になって提案してあげることが大事です。またある程度の信頼関係も必要です。

仮にこのアプローチをしてみて転職が決まってしまったら、ショックですね。ただ、本人の実力とマーケットが一致し、本人の希望通りになるなら快く送り出し、その人を活用できなかった自分の反省点にするしかないと思います。
管理職やリーダーとしては、「転職のススメ」はキャリアプランの一つの方策として捉えて、同時にいろいろな方法でチームや個人の育成を進める必要がありますね。