ロコグローバルパーソン

“ふつうの人”とグローバルをつなぐ英語と思考

2022-01-30 雑記ブログ「オジラルアーツ」始めました。

おじらるアーツ

シナジー効果は予想以上に感動的だった

最近やっとあるプロジェクトが軌道に乗りました。チームメンバーも私もやれやれという感じです。軌道に乗ったものうれしいですが、今回はこのプロジェクトが思わぬシナジー効果をもたらしてくれました。今回のようなわかりやすい形でのシナジー現象を体感することは新鮮だったので、今回はこのイベントで気づいた点をまとめてみました。人材育成や個人のキャリアプランの参考になれば幸いです。

実利的なプロジェクトとしての始まり

プロジェクトは私の管轄する2つのチームの組織変更でした。チーム1は私が直接管理しており、チーム2は私の部下のマネージャーが管理し、私は間接的に管理しています。チーム2はさらにチーム2Aと2Bに分かれていました。統合の第一の目的は業務の安定的継続を目指すための対策でした。統合するチーム2Bの仕事は、はたから見ても複雑でブラックボックス化していましたが、重要度の高い業務です。「このままでは業務がその人たち頼みになってしまう」との危機感がありました。

そのチーム2Bのリーダーとは、1年半ほど前から1on1ミーティングでコミュニケーションをとってきましたが、その中で分かってきたことがありました。

チーム2のマネージャーから正当に評価されていない、疎外感がある。サポートや理解が無いなど、多くの不満がありました。しかし仕事に向き合う姿勢はいささか部分最適な面もあるが、プロフェッショナルで責任感が強いことが分かってきました

業務内容も実はチーム2の中ではあまり業務上必要なコミュニケーションはなく、チーム1とのコミュニケーションが多いことが分かりました。

このような背景からチーム2Bをチーム1へ統合することを考えるに至りました。

不安な準備期間

そんなわけでまずチーム1のリーダーに統合を伝えました。反対はありませんでしたが、かなりの不安があることが分かりました。チーム2Bのリーダーもあまりチーム1のリーダーを快く思っていないのも分かっていました。いわゆるできる人たちですが、利害関係が対立するので、仲が良いという状態でなく、その点が心配でした。

予想以上の結果

1年の準備期間の後、正式にチーム2Bをチーム1に統合しました。

最初はいろいろ問題もありましたが、半年後の1on1ミーティングではちょっとびっくりする結果になりました。チーム1のリーダーとチーム(元)2Bのリーダーの二人がお互いを一番頼りにする存在であり、刺激にもなっている、コミュニケーションも向上したと回答したことです。また、以前の1on1ミーティングでは2Bのリーダは他者への不満が多かったのですが、そのような愚痴めいた発言もほぼなくなりました

私は業務の安定化という点では効果があることは確信できていましたが、このようなシナジー効果をそれほど期待していませんでした。チーム1とチーム(元)2Bのリーダも個性的なので、比較的短期間でその二人が同じようなコメントをするとは思ってもいなかったです。

シナジー効果が発生した理由

たまたまシナジー効果が発生したわけですが、なぜこのような結果になったかを考えてみました。

まず、二人のリーダーの目線・価値観の根っこが同じだった点です。お互いのリーダーは責任感が強く、仕事の知識も十分にありましたが、以前は自チームでの目的の最適化を目指す為、お互いに摩擦もありました。私もチーム(元)2Bのリーダーを外から見ていたので、「ちょっと難しい人だ」と思っていましたが、同じチームになってから初めて「同じような価値観を持っているんだ」と気づきました。

また、私は以前はチーム(元)2Bのリーダを誰にも邪魔されず自分流に仕事をするタイプだと思ってました。しかし1on1ミーティングを通してチームとして貢献したい、チームとして何かを成し遂げたいという思いが重要なウェイトを占めていることに気づきました。

最後に私は同僚間での成長シナジーをそれほど考えていませんでした。成長は管理者が機会を与えなければと思っていましたが、 きっかけさえ与えれば、二人で自律的に成長していくことがわかりました。二人のリーダーに別プロジェクトをアサインしたところ、お互い提案をしながら高い品質で業務が遂行できるようになりました。

まとめーシナジー効果を実現するために

今回の統合プロジェクトでは、わかりやすい形でシナジー効果が発生し、大きな成功体験になりました。

このシナジー効果は事前に予測できなかったのですが、今後このようなシナジー効果をある程度事前に期待するための大事なポイントに改めて気づくことができました。

まず、プロジェクトメンバーの仕事に対する目線・価値観を見極めることです。多様な価値観の大切さも大事ですが、その根っこの価値間が同じであれば、小さなプロジェクトでもシナジー効果を生むことができ、メンバー同士のリスペクト、相互成長につながります。

次に、他人の靴を履いてみる。つまり相手の立場に立ってみることです。今回のプロジェクトでは、実際にお互いの作業を体験してみて、それぞれのチームに対する見方が変わりました。また、お互いの業務を理解することで、新たな提案を生むこともできました。

今回はたまたま上手くいっただけかもしれませんが、キーメンバーの目線や価値観を1on1ミーティングや日々の会話・行動を通して理解しておくことで、計画的にシナジーを発生させる可能性を高めることもできると思います。

シナジーというものを目の当たりにすると、事の大小は関係なく感動的ですらあります(大シナジーは経験ないですが)。あとは必要な時に手助けしながら、自立的に相互成長するのを見守るだけですね。また、その他の周りのメンバーにこのようなシナジー効果が伝わり、刺激になればいいと思いました。他のメンバーから見ると「激務見見えているだけ」かもしれませんが・・・。